虹裏img歴史資料館

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23/05/14(日)00:20:59 「ほら... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1683991259168.jpg 23/05/14(日)00:20:59 No.1056881863

「ほら、おに…お姉ちゃんついて来て!今日はお姉ちゃんの服を買いに来たんだからね♪」 「ちょ、ちょっと待ってくれカレン…」 俺は自身の担当ウマ娘であるカレンチャンに腕を引っ張られながら、ショッピングモールの中を歩かされていた。 「もうっ、そんなんじゃいつまで経ってもその身体に慣れないよ?」 「慣れるって言われてもなぁ……」 そう言って俺がため息をつくと、彼女は頬を膨らませてこちらを見てきた。 「あー、今絶対めんどくさいなって思ったでしょ!?」 「いや別にそういう訳じゃ無いけどさ……」 「いつもとの身体に戻れるか分からないんだよ?だったら今の内にお洋服とか化粧品揃えなきゃ駄目だよ!」 確かに彼女の言う通りなのだが… 自身の身体がウマ娘になってしまって早1週間。未だに元に戻る気配は無い。 学園でのトレーナー業務は丈の合わないトレーナーウェアを着ることで何とか誤魔化せているが、このままではそれも限界だろう。

1 23/05/14(日)00:21:51 No.1056882130

「はい、ここが目的地のお店です!」 そう言って彼女が指差した先に有ったのは、カジュアルなウマ娘向けのアパレルショップだった。 「ちょ、ちょっと待ってくれカレン。まだ心の準備が……」 「もぅ~、お姉ちゃんは今ウマ娘なんだからもっとシャキッとしてよね」 そう言い残して店内へと入っていく彼女を、俺は慌てて追いかけた。 「ん~、どれが良いかなぁ……。ねぇ、お姉ちゃんはどんな感じの子になりたい?」 あれこれと手に取って見比べながら聞いてくる彼女に、俺は思わず首を傾げた。 「どういう意味だ?」 「だってほら、せっかくなら可愛くなりたくない?それにこういう機会でも無ければ女の子らしい服なんて買わないでしょ?」 そう言われてしまうと返す言葉も無いのだが、だからと言って可愛いと言われてもあまりピンとは来なかった。 「まぁ、サイズが合えば何でも良いんじゃないか?」 「もう、そんな事ばっかり言ってるからお姉ちゃんはモテないんだよ」 「うぐっ……」 痛いところを突かれて黙り込む俺を見て、彼女は悪戯っぽく笑っていた。

2 23/05/14(日)00:22:21 No.1056882315

「ねぇ、お姉ちゃん。このスカートどうかな?」 そう言って彼女が見せて来たのは、白地に水色の花柄が入ったフレアスカートだった。 「あ、あのなぁ……流石にスカートを履くのは抵抗が有るというか何と言うか……」 俺が恥ずかしさに顔を背けていると、彼女は少しだけムッとした表情を浮かべていた。 「えぇ~、折角だし試着だけでもしようよぉ。大丈夫!絶対似合うから!」 「え、遠慮しておくよ……」 そう言って逃げようとする俺の腕を掴み、彼女は満面の笑みを浮かべた。 「逃がさないよ♪」 その後、結局押し切られ試着室に放り込まれた俺は、仕方なく渡された服を着ることにした。 (はぁ……この身体になってから着替える度に変な気分になるんだよなぁ) そんな事を考えていると、不意に仕切りの向こう側から声をかけられた。 「お姉ちゃん、準備出来た?それとも手伝ってあげようか?」 「だ、大丈夫!」 その様子はとても楽しげで、どこかワクワクとしているように聞こえた。

3 23/05/14(日)00:22:48 No.1056882492

できるだけ自身の体を直視しないように服を脱ぎ、手早く着慣れぬ女性用の衣服を身に付けていく。 (これは意外と動きやすいんだな……) 初めて身に付けるスカートに違和感を覚えながらも何とか着替えを終えることが出来た。 そして恐る恐る鏡に映る自身の姿を見ると、そこには普段とは違う自分の姿が有った。 (うわぁ……本当に可愛く見えるなこれ) 胸元はレース素材になった白シャツに包まれており、その上に羽織ったカーディガンはふわりと柔らかそうな印象を与えてくる。 そして膝上丈のスカートからは白く細い脚と栗毛の尻尾が伸びていて、まるで人形のような雰囲気を放っていた。 すると突然、カーテンが勢いよく開かれた。 そこに立っていたのは、嬉しそうにはしゃいでいるカレンの姿だった。

4 23/05/14(日)00:23:11 No.1056882602

「うん、やっぱり思った通り凄く似合ってるよ!ね?言った通りでしょ?」 「そ、それは分かったからあんまりこっちを見るなよ……」 「えへへ、ごめんなさい♪でもその姿なら絶対に可愛いって言われるよ!」 そう言ってこちらを見つめてくる彼女の視線に耐えきれず、俺は思わず目を逸らしてしまった。 「さて、じゃあ次はこの服だよお姉ちゃん!」 「いや、そこまでする必要はないんじゃないのか?別にそのままでも……」 「駄目だよ!折角ウマ娘の身体になれたんだから、色々とチャレンジしないと!」 「い、いやちょっと待ってくれ!」 それから数時間後、すっかり身支度を整え終えたカレンが満足そうに微笑んでいた。 彼女の手によってメイクアップされた俺の顔は、自分で見ても別人のように思えた。 艶やかな栗毛のロングヘア―は丁寧に編み込まれハーフアップにまとめられいた。 さらに服装も、先程まで着ていた物とは打って変わりシックな雰囲気のワンピースドレスになっていた。

5 23/05/14(日)00:23:49 No.1056882793

「うぅ……やっぱり恥ずかしい……」 道すがらすれ違う人々の視線を感じ、俺はつい身を縮めてしまう。 そんな自身とは対照的に隣にいるカレンチャンはとても上機嫌だ。 「えへへ~どうですか皆さん?私の自慢のお姉ちゃんです♪」 まるで見せびらかすようにこちらの腕を組んでくる。 (む、胸当たってるって……) この身体になってからというもの、こういったスキンシップが増えた気がする。今まであまり異性として意識していなかったせいか余計にドキドキしてしまうのだ。 しかも今は周りからの好奇の目線に晒されていることもあって心臓が落ち着くことはない。 「ねぇねぇお姉ちゃん!次はあそこいこ♪」 カレンチャンは俺の手を引くようにして次の目的地へと向かう。彼女の手は小さく柔らかいもののしっかりと温もりが伝わってきた。 「お、おい待ってくれよ」 「ほーら、早く行かないと置いてっちゃいますよ~」 そう言いながら走る彼女に引かれるようにして、俺は慣れないスカート姿で必死について行くのだった。

6 23/05/14(日)00:25:40 No.1056883376

その後も、彼女に連れ回されるまま色々な場所を回った。 本屋ではファッション雑誌を買い、カフェでスイーツを食べたり、雑貨店で小物を眺めたり……。 そうして日が傾き始めた頃、俺たちは再び学園近くの公園へと戻ってきていた。 ベンチに腰掛けて休んでいると、彼女は何かを思い出したかのようにカバンの中を漁り始めた。 「はい、お姉ちゃんこれあげる!」 そう言って彼女が差し出してきたのは、ピンク色の包み紙に入ったウマ娘用の髪飾りだった。 「これ、どうしたんだ?」 不思議そうに首を傾げる俺を見て、彼女は得意げに笑みを浮かべた。 「実は前々から用意していたんだ!せっかくだから付けてみて?」 「あぁ……ありがとう」 そう言われて断る理由もなく、俺は素直に付けてもらうことにした。

7 23/05/14(日)00:26:13 No.1056883529

カレンが俺の後ろに立ち、ゆっくりと耳に指を這わせていく。 他人に耳を触られるという初めての感覚に、思わずゾクッとした刺激が背筋を走る。 そしてしばらくの後、ようやく作業が終わったようだ。 俺は自身の耳元に手を伸ばし、改めてプレゼントされた髪飾りに触れた。それは小さなリボンの形をしたシンプルなデザインのもので、光を受ける度にキラキラとした輝きを放っていた。 彼女はその様子を見て、満足そうに笑みを浮かべていた。 「おぉ、良く似合ってる!可愛いよお姉ちゃん!」 すると、彼女はおもむろに手を伸ばし俺の頭に触れてきた。 そして優しく耳を撫でると、とても穏やかな表情を浮かべた。

8 23/05/14(日)00:26:30 No.1056883622

その表情は慈愛に満ちた母親のようで、どこか安心感を与えてくれるようなものだった。 しばらくそうしていると、彼女はゆっくりと手を離していった。 名残惜しさを感じると同時に、何故だか心が満たされていく感覚を覚えた。 「ねぇ、お姉ちゃん」 「ん?なんだい?」 「これからはもっと頼ってくれても良いんだよ?お姉ちゃんはいつも私に付き合ってくれてるけど、たまにはワガママになっても良いと思うの。それにカレンはどんな時だってお姉ちゃんの力になるから!」 きっとカレンは俺のことを気遣って言ってくれたんだろう。だからこそ、そんな彼女の気持ちが堪らなく嬉しいと感じてしまった。 「……ありがとうカレン」 「えへへ♪どういたしまして!」 そう言って笑う彼女の笑顔はとても眩しかった。 「よし!お姉ちゃんも元気になったみたいだし、帰ったら一緒に今日買ったお洋服でファッションショーしようね♪」 「えっ!?」 突然の提案に思わず動揺する。 そう言って俺の手を引いて歩き出すカレンの手は、ほんのりと熱を帯びていた。

9 23/05/14(日)00:26:50 No.1056883714

お兄ちゃんはおしまい

10 23/05/14(日)00:27:23 No.1056883885

お姉ちゃん呼びに変えてる時点で戻れると思ってねえなカレン

11 23/05/14(日)00:32:49 No.1056885412

カワイイにはまれ おしまいになれ

12 23/05/14(日)00:34:31 No.1056885942

前々からってTSの原因にも一枚かんでないカレンチャン?

13 23/05/14(日)00:41:06 No.1056888143

ウマスタグラムで可愛い言われまくって段々と女の子に墜ちてほしい

14 23/05/14(日)00:58:21 No.1056893611

おかしいな…ウマ娘化したのは1週間前なのに髪飾りの用意は前々から…? たった1週間前を前々と表現するだろうか?

15 23/05/14(日)00:58:22 No.1056893613

お兄ちゃんはお姉ちゃんになろうね…

16 23/05/14(日)00:59:41 No.1056893964

毎日カワイイカワイイされてれば 遅かれ早かれ堕ちるよね

17 23/05/14(日)01:03:21 No.1056894956

ウマスタで「妹が出来たみたいだねー」ってコメントが付いて それを見たTSトレが思いつきで「……お、お姉ちゃん?」って言ったのに対して我慢できずに押し倒してほしい

18 23/05/14(日)01:12:26 No.1056897338

「よしお姉ちゃん!今日もKAWAIIファッションショーの時間だよ!」 そう言って意気込むカレンの手には、様々な衣装が握られていた 「はい、次はこれに着替えてね!」 「う、うん……」 そしてまた別の服を手渡される。 こうしてカレンによって着せ替え人形のように扱われることに慣れ始めたこの頃。 「うんうん!やっぱりお姉ちゃんは何を着ても似合うね!」 結局、彼女の要望通りに何種類も衣服に袖を通していく。 「もう勘弁してくれ……」 すっかり疲れ果てた様子の俺とは対照的に、カレンは楽しそうな笑みを浮かべている。 「それじゃあ最後にこれを……」 そう言うと、彼女はおもむろに手に持った服を広げて見せた。 それは先程までの可愛らしい服とは打って変わり…

19 23/05/14(日)01:13:12 No.1056897537

「これってもしかして……」 「うん!可愛い水着です♪」 「やっぱり……」 目の前にあるのは真っ白なビキニタイプの水着だった。 しかもただの水着ではなく、フリルのついたパレオや帽子などの小物も付属されている。 「いや……流石にこれはちょっと恥ずかしい……」 「大丈夫ですよ~ほら、カレンも一緒に着替えるからさ♪」 「そういう問題じゃないって!」 「ほら、早くしないとカレンが着替えさせちゃうよ?」 「うぅ……分かったよ……」 俺は観念して、しぶしぶ渡された水着に袖を通した。

20 23/05/14(日)01:14:33 No.1056897899

「お姉ちゃんお待たせ!どうですか?似合ってますか?」 そう言ってポーズを取る彼女の姿はとても様になっていた。 「あぁ、すごく綺麗だと思うぞ…」 「やった~!お姉ちゃんに褒められちゃいました♪」 嬉しそうに飛び跳ねる彼女の姿に、ついこちらまで頬が緩んで 「はい、次はこっち向いてください」 「は?ちょ、待ってくれまだ心の準b……」 パシャリとシャッター音が響くと同時に、フラッシュの光が瞬く。 「はい、お姉ちゃん笑って~」 「こ、こうか?」 「そうそう!次は少し上目遣いでお願いします!」 その後も、彼女の要求に応える形で様々なポージングを取らされる羽目になってしまった。

21 23/05/14(日)01:15:09 No.1056898054

TS娘には安易な水着イベントが欲しいよね

22 23/05/14(日)01:20:07 No.1056899378

もう夏も近いしね

23 23/05/14(日)01:25:39 No.1056900750

アヤベさんと3人で水着着てウマスタグラムにあげて…

24 23/05/14(日)01:37:19 No.1056903785

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