「教育... のスレッド詳細
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23/05/05(金)22:09:51 No.1054177660
「教育実習?」 「あぁ……」 ある日のことだ。 余がエフフォーリアの部屋に遊びに行ったとき珍しく悩んでいる姿があった。 偉大なる優しい大帝ランキングNo.1の余が声をかけたら、ちびっ子レースクラブで行われる教育実習をどう乗り切れば良いか悩んでいるようだった。 「そんなもん一緒に楽しく走ればいいんじゃないか余?」 と言ったのだが、指導方法とか声掛けとかそういったところが教官に見られているらしい。 エフフォーリアは頭はいいのだが、見た目の威圧感が凄い。 見ず知らずの子供相手では視線があっただけで泣き出す可能性もある。
1 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:10:09</a> [s] No.1054177818
つまり 「笑顔が大事ということだ余!」 「まぁそうなるよな……」 はぁ……とため息をつくエフフォーリア。 そして余はあることに気がついた。 エフフォーリアが笑っている姿を余は見たことがない。 そのことをエフフォーリアに言うと 「そうか……?」 と言うのでますます余はエフフォーリアが笑っている姿を見たくなった。 「というわけで笑うのだエフフォーリア」 「無茶振りが凄いな……」 そうエフフォーリアが困った顔をしていた。
2 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:10:28</a> [s] No.1054177961
それからというもの、余のエフフォーリア爆笑プロジェクトは難航を極めていた。 シンボリルドルフ殿の爆笑ダジャレ集の動画を見せても 「ふっ……」 程度の反応しか得られず、流行りのお笑い芸人のコントなどを見せても笑っている姿は見ることが出来なかった。 仕方ないので、余は最終手段に出ることにした。 「エフフォーリア……覚悟!」 余はエフフォーリアの横腹をくすぐる事にした。 「シャフリヤール何を!?」 余を引き剥がそうとするエフフォーリア。 だが余の白魚のような指が彼の引き締まった横腹に触れた瞬間 「……ふっクク!」 と普段のエフフォーリアからは想像できない声が飛び出してきた。
3 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:10:52</a> [s] No.1054178164
なるほど……。 エフフォーリアの反応で気を良くした余はさらに攻める。 「……ッ!」 声を出さないように堪えているが体はビクビクと反応している。 ハァハァと息も上がってきている。 その姿を見ると余もどんどんギアが入っていきついにウマ乗りになってしまった。 ついでにウマ乗りというのはウマ娘が異性を実力行使で押し倒した時の様子が語源だ。いま余が考えた。 脇腹から首筋といった所をくすぐろうとした瞬間、ガチャリと扉が開いた。 タイトルホルダーが部屋に戻ってきたようだ。 そして 「……ごゆっくり」 パタンと扉を閉めた。
4 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:11:07</a> [s] No.1054178284
「……」 しばし沈黙の時間が流れ 「とりあえず降りてくれないか?」 とエフフォーリアが言う。 「あぁ……そうだな……」 彼から降りて元の本題に戻る。 結局エフフォーリアが大笑いしている姿は見ることは出来なかった。 このまま引き下がるのもどうかと思った余は無理して笑うよりも自然体でいたほうがいいと思うといった月並みなアドバイスしか送ることは出来なかった。
5 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:11:23</a> [s] No.1054178418
そして迎えた本番当日。 「やっ……やぁ!み……みんな!今日走り方を教えるエフフォーリアだ!よ……よろしく!」 物凄くぎこちない笑顔と挨拶をしているエフフォーリアの姿があった。 その姿を見た余とタイトルホルダーは 「いやぁ……珍しいものを見ましたね……」 とタイトルホルダーはニヤニヤと笑い 「あやつ……無理しやがって余……」 と頭を抱えたのだった。 ちなみに教えるのは上手かったので子どもたちからは高評価だったらしい。
6 <a href="mailto:s">23/05/05(金)22:12:05</a> [s] No.1054178746
こどもの日なのでちびっ子達をダシにいちゃつくエフ余です