虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

23/05/05(金)07:24:05 No.1053930793

>人魚志帆と恋に落ちる怪文書ください 海辺で彼と出会った。まさに一目惚れだった。 童顔な彼は、怪我をして岩部で隠れていた私を見つけ優しく「大丈夫？」と尋ねる。 綺麗で無垢な声。冷たい海にはない暖かさ。 休日なので女の子達とこんな辺鄙な海辺に遊びに来たという。 綺麗な女の子に囲まれる彼。会ったばかりなのに嫉妬する自分に呆れてしまう。 『恋』が始まった。 朝焼けの水平線を眺める。昼は彼と浅瀬で水遊びや彼を乗せて沖を遊泳。 夕日の砂浜。浜辺の流木に座り、語り合って過ごした。 そして幸せな日々のあとに訪れる、必然の別れ。 一人で来てくれた彼と電車の時間まで手を繋いで過ごした。 いつかまた会える事を願い、指切りを。離れる瞬間は胸が焦がれるほどに寂しさを残した。 そこでようやく、とても大事な事を忘れていたと気付く。 綺麗な名前…ありがとう。私は志帆。また会おうね、りっくん。