23/04/25(火)21:52:53 泥の伝承 のスレッド詳細
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23/04/25(火)21:52:53 No.1050823585
泥の伝承
1 23/04/25(火)21:59:30 No.1050826291
ウィーンのSSがよみたい
2 23/04/25(火)22:09:23 No.1050830113
主従決まってないと書けない…
3 23/04/25(火)22:40:04 No.1050841545
今日は新しいの投げられないかな
4 <a href="mailto:12">23/04/25(火)22:48:02</a> [12] No.1050844413
「いやぁ暇だねぇ!」 その日セルヴィス・クリムゾンは満面の笑みで新聞を片手に時計塔を闊歩していた。 ここ数ヶ月程アメリカの西部開拓の無法者に当てたられたバカどもが疱瘡のように何度も何度も決闘を繰り返していた為、セルヴィスは紅茶も珈琲すら飲む暇さえなかったのだ。 それがどうだろうか。ここ1週間は決闘が殆どなくなり、決闘立会人たるセルヴィスも暇を持…精神的な余裕のある生活を送っていた。 「やぁ、ケントくん元気してるかい?」 法政科の休憩室、その片隅で葉巻を吹かす顔見知りに朗らかに声を掛ける。 「ご機嫌ですねー。あ、そうか若いのがウィーンの万博に行ってて決闘も少ないんですね」 ケントと呼ばれた男は咥えた葉巻を手に取り頭を下げるとなるほど、と一人勝手に納得していた。 「万博?それで五月蝿いのが軒並みいないのか。ロンドンのは…20年も前か、凄かったらしいね、僕は生まれてなかったから10年前の万博しか知らないけど」 ケントの隣に腰掛けるとセルヴィスは新聞を広げ、中身を斜め読みしながら話を続ける。
5 <a href="mailto:2/2">23/04/25(火)22:48:52</a> [2/2] No.1050844721
「え?クリムゾンさんいいなー、じゃあバベッジの階差機関見たんですか?」 「見たよ、まぁあれならまだ暫くは魔術による自動演算と自動筆記の方が早そうだねぇ」 と、雑談に花を咲かしていたセルヴィスの前に何処からか手紙を咥えた猫の使い魔が現れる。 セルヴィスが撫でてやると気持ち良さそうににゃー、と一鳴きした。 「ご苦労様、誰から……」 手形の封蝋、その紋章を目にした瞬間、セルヴィスの顔から見る見る内に血の気が引いていく。 「……すまない、ケントくん。急用が出来た。これで失礼する」 セルヴィスの顔から笑みが失われ、口を真一文字に引き締めると足早に立ち去っていく。 その紋章がバルトメロイの物である事をケントは見逃さなかった。 (クリムゾンさんも大変だな…) ケントは心の中でセルヴィスの無事を祈ると再び葉巻を口にする。 セルヴィス・クリムゾンがウィーンへと発つ数日前の出来事だった。
6 23/04/25(火)22:52:59 No.1050846093
ウィーンのSSがきた 俺は売れしい
7 23/04/25(火)23:08:04 No.1050851487
セルヴィスちゃんはサーヴァントどれなんだっけ
8 23/04/25(火)23:09:08 No.1050851935
ちゃん!?
9 23/04/25(火)23:09:24 No.1050852035
ちゃん!?!?
10 23/04/25(火)23:10:26 No.1050852434
ちゃん。
11 23/04/25(火)23:10:55 No.1050852628
ちゃん(27歳男性)