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23/04/01(土)23:40:36 No.1042676670
今日はエイプリルフールなのでミオスレじゃなくてスレミオの話をしますね 地球にはエイプリルフールという嘘をつく日がある事を知ったスレッタは自分もそれにあやかってミオミオを驚かせようと画策するんだ スレッタはミオミオの部屋に向かうと、ひとりで黙々と仕事をしているミオミオの背後にそっと近づき、暗い声でミオミオに声をかけるんだよね 「…ミオリネさん」 「…何。見てわかると思うけど今忙しいの。用事があるならさっさと言って」 「…ミ、ミオリネさん…わ、私、ミオリネの事、す、好きじゃなくなっちゃいました…」 炸裂する、スレッタ渾身の嘘 表面上は暗い顔を見せながらも、内心スレッタはワクワクが止まらないんだ 急にそんな事を言われて、ミオリネさんはどんな反応をするだろう 驚くだろうか?混乱してしまうかもしれない 『嫌!スレッタ、私の事嫌いにならないで!』なんて、泣きそうになってしまうかも… 心の中でミオミオの様々な反応を想像しながら、スレッタはミオミオの反応を伺うんだ
1 23/04/01(土)23:41:29 No.1042676959
…しかし。スレッタの想像と違い、ミオミオは冷静なままちらりとスレッタを一瞥すると 「…そう。丁度良かったわ。私も同じ事を考えてたの。双方合意なら、めでたく婚約は解消ね。これからはお互い、好きに生きましょう」 と一言投げ掛け、そのまま仕事に戻ってしまうんだ 「え…え?」 …先程までの喜色満面な表情から一変。スレッタは一瞬で顔面蒼白になってしまう 「な…んで…何でそんなこと言うんですか、ミオリネさん…」 スレッタはミオミオの肩を掴み、強引に自分の方へとミオミオを向かせると、今にも泣きそうなすがるような瞳でミオミオの顔を覗き込む 「いやっ!嫌ですミオリネさん!私、ホルダーで、ミオリネさんの花婿で…! 私、約束しました!ずっと一緒に居るって!なのに別々になるなんて、そんな…!」 「何よ、急に必死になって。あんたももう私の事好きじゃなくなったってさっき言ってたじゃない」
2 23/04/01(土)23:42:15 No.1042677210
「それは…!ごめんなさい!ミオリネさんごめんなさい!あれは嘘なんです! 私、あんなの全然本気じゃなくて…!本当はミオリネさんの事大好きで、ずっと一緒に居たいって思ってて…!だからあれは嘘で…!」 「…知ってるわよ。私もさっきのあれ、嘘だから」 「………え?」 ミオミオの言葉にスレッタがきょとんとしていると、そんなスレッタを見ながらミオミオがくすくすと笑い出すんだ 「…ぷっ♥️くすくす♥️ばーか♥️あんた何本気にしてんのよ♥️…今日はエイプリルフールでしょ♥️」 「…あ。あ~~~!!」 …そこでスレッタはようやく自分がミオミオにからかわれていた事に気づくんだよね 「ミオリネさんひどいっ!あんな嘘をつくなんて、酷いですっ!」 「何よ♥️先に仕掛けてきたのはあんたでしょ♥️」 「うっ…それは、そうなんですけど…でも私、本当にショックで…」