ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
23/03/27(月)00:05:35 No.1040668819
ジョウト地方のワカバタウン。 そこの居酒屋でレッドとゴールドはジョッキを打ち合わせた。 「かんぱーい!」 一気にビールを煽る。 「かー!美味え!」 「そうだなぁ。修行の後のビールは格別だよ」 またビールを飲む。 そうしているとすぐにジョッキが空になった。 「レッドさん、飲むペース早くないっスか?」 「気分いいからかな。 こうしてゴールドと酒が飲める日が来るの楽しみにしてたからな」 「あー、そういやそうっスね」
1 23/03/27(月)00:06:33 No.1040669261
ゴールドとはそれなりに長い付き合いだ。 お互い10代前半の頃に知り合った。 それから何年か経ち、今では2人とも20代だ。 「オレが先にお酒飲める歳になって、いつかはゴールドとも飲みたいなって思っててさ。 それが叶って嬉しくってさ」 「まぁ、オレ様もそう思わなかったってわけじゃないですよ」 はは、と2人で笑う。 注文した焼き鳥が届けられ、食べる。
2 23/03/27(月)00:06:49 No.1040669392
「ってそういや、帰りどうするんですか? こっからだと流石にポケモンに運んでもらうにゃ遠いっスよね?」 「あ、そういえばどうすっかな…」 すっかり頭から抜け落ちていた。 「普通に歩いて帰ろうとは思ってたんだけど、 今日飲むって帰りの最中に思いつきで決めちゃったからなぁ」 「思いつきだったんスか…」 ゴールドの半目に、たははと苦笑いする。 「だったらブルー先輩に迎えに来てもらったらいいんじゃないんスか? 同じマサラ住まいですし」 「あ、そっか」 ゴールドに言われて手を打った。
3 23/03/27(月)00:07:05 No.1040669492
確かにそうだ。 ブルーなら同じ町に住んでいる。 同い年の同期だから頼りにしやすい。 それに現在は自分の恋人でもある。 パートナーになった女性にお願いするのは、彼氏として情け無いが仕方がない。 「じゃあちょっと頼んでみるよ」 ポケギアを取り出して、彼女に通話を試みる。 何回かのコール音の後、ブルーの声がした。 「はいもしもし。こんな時間にどうしたのダーリン?」 「ブルー、悪いんだけどさ。ちょっとジョウトまで迎えに来てほしいんだ」 「ちょっと、にしては遠くない? 今からジョウトまでどれくらいかかると思ってるのよ」 「そうだよなぁ…」
4 23/03/27(月)00:09:13 No.1040670304
確かにそうだ。 呆れたブルーの声色に冷静になった。 マサラタウンからワカバタウンまで遠い。 それですぐに着くくらいの距離ならそもそも自力で帰れる。 「ごめん、今晩はどっかに泊まっていくから。 無理言ってごめんな」 「…ってなると、アタシが予想してないと思う?」 「え?」 急にブルーの声の調子が変わった。 いつものような、余裕あるものに。 「あなたの帰りが遅いから、そんなことだろうと予想はしてたわ。 今そっちに向かっててあと1時間もしないで到着するから」 「え、ホントにか!?」 あまりにも察しが良すぎて、つい聞き返してしまった。
5 23/03/27(月)00:09:36 No.1040670448
「アタシは冗談は言うけどウソはつかないわ。 特にレッドにはねー」 「そっか、ブルーはすごいなぁ。 そこまでオレのことわかるなんて」 「彼女だもの、彼氏のことくらいだいたいはお見通しよ。 それじゃ待っててね」 そこで通話は終わった。 安堵からため息が漏れる。 「ブルー先輩すげぇっスね。 そこまで予想してるなんて」 「だな。さすがだよ」 2人で彼女に感心する。 昔から頭のいいところやいざという時のフォローが上手いなどはわかってはいた。 だけどここまであらかじめ考えていたとは。
6 23/03/27(月)00:09:50 No.1040670531
自分が急に思いついたようなことまで、予想した上で迎えに来てくれる。 そんな彼女に感謝する。 「んじゃ、ブルーが来るまで続き飲むか」 「そうっスね」 彼女の到着まで、まだ時間がある。 それまで、飲食を続けて待った。
7 23/03/27(月)00:10:06 No.1040670633
それからしばらく経った頃。 「お待たせ、レッド。 って、大丈夫?」 合流したブルーから心配された。 「ああ、大丈夫だよ…」 ふらつきながらも答える。 「明らかに大丈夫じゃないんだけど…」 「飲み過ぎっスよ…」 ブルーとゴールド、両方から半目を向けられた。 「まぁいいわ。それじゃ後ろに乗って」 そう言ってブルーがこちらを支えてくれた。
8 23/03/27(月)00:12:12 No.1040671395
「しっかし、ブルー先輩似合うっスね」 「そう?ありがと」 今のブルーはライダースーツを見に纏っていた。 身体のラインが浮き上がって、目のやり場に困る。 なぜそんな姿なのかは、彼女がここまで来た手段。 それがバイクだったからだ。 女性が乗るには大型ではあるが、 比較的背の高いブルーが乗るとマッチしているように見える。 「そうだなぁ。ブルーはスタイルいいからそういう格好も似合うよ」 「そういう褒め言葉は、誰よりも先にレッドが言ってほしかったんだけど」 「たはは、ごめん」 「まぁいいわ。ありがと」 頬に軽くキスされる。 それだけで頬が緩んでしまった。
9 23/03/27(月)00:13:51 No.1040672022
「あーもー、熱々なの見せつけてこないでくださいよ」 わざとらしく手で自分を煽いで、ゴールドが茶化してくる。 「それじゃ、そろそろ帰るわ。 それじゃおやすみ」 「おやすみ、ゴールド」 「うっす。お疲れ様っス」 ゴールドが去っていくと、自分たちもバイクに跨る。 ブルーの腰に手を回す。 細く、くびれたウエストに腕をフィットさせる。 が、目測を誤って少し彼女の胸の膨らみに掠らせてしまった。
10 23/03/27(月)00:14:07 No.1040672113
「あ、ごめん」 「いいけど、運転するからその間は控えてて。 事故りたくないもの」 と、自分の腕が何かで固められた。 ベルトのようなものが、レッドの腕に巻きついていた。 「着くまでは、メタちゃんに固定してもらうわ。 酔ったレッドが落ちちゃうかもしれないし」 「そうだな、それじゃ頼むよ」 「はーい」 ヘルメットを被せられ、彼女自身もそうした。 そして、バイクが発車した。
11 23/03/27(月)00:14:34 No.1040672299
景色が変わって行く。 風が身を打つ。 速い。 自分でも、仲間のポケモンに乗っても体験できない速度。 それを今、レッドは感じていた。 「どう?アタシの運転で酔ったりしてない?」 「いや、すごい快適だよ」 「そう。よかった」 ほっとしたような声音に、彼女を安心させられてよかったと思う。 「それにしても、ブルーがバイクに乗ってるなんてな」 「車にしようかなとも思ったけど、家族と一緒よりは1人で出かける方が多いから。 それに、こうしてレッドと2人乗りもできるしね」 「そっか…」
12 23/03/27(月)00:16:13 No.1040672926
彼女の背に身を預ける。 自分と比べて細く、それでいて柔らかい。 女性の繊細な身体。 それにもたれかかって、安心できる。 「ブルーの背中、いいなぁ」 「レッドならアタシの胸とかお尻の方が好きだと思ったんだけど」 「オレって、そんなに直球でエロいのか?」 「だって、エッチの時絶対にどっちかは触ってくるじゃない」 反論できない。 あまりにも心当たりが多すぎる。
13 23/03/27(月)00:16:37 No.1040673069
「ブルーの身体なら、どこでも好きだよ。 ちゃんとブルーの心もだけど」 「…そうね。アタシもレッドの全部が好き。 こうして、助けてあげるのも好き。 逆に助けてくれるのもね」 「…うん」 ヘルメット同士が重なる。 お互い、それ以上は近づけない。 それでも、今はこれでいい。 ここから先は、帰ってからだ。
14 23/03/27(月)00:16:48 No.1040673141
「早く、つけばいいな」 「はーい。できるだけ急ぐわ。 無論、安全運転でね」 そうして、バイクが走る。 故郷までの道のりは、まだ遠く。 それでも、確実に近づいていった。
15 23/03/27(月)00:17:07 No.1040673264
そうして、しばらく走って。 レッドの自宅に着いた。 寝室のベッドに連れられ、そこに身を沈めた。 「あー、帰ってきた」 「お疲れ様。ありがとうな」 「いいえ」 お礼にキスをすると、ブルーがはにかんだ。 「さて、アタシ今日は泊まるわ」 「あ、そうなのか」 「レッドに会ったら、もうちょっと一緒にいたいって思ったし。 それにね」 目の前で、ブルーが服を脱ぎ出した。 ライダースーツを脱ぎ捨て、下に着ていたシャツと短パンに。 それすらも脱ぎ、下着も撮って裸になった。
16 23/03/27(月)00:17:56 No.1040673568
照明に照らされ、彼女の美しいボディラインが目に入る。 「レッドと密着してたら、もっと触って欲しくなって。 だから、しましょう」 「…ああ。オレも、したい」 起き上がって、自分も服を脱ぎ裸になる。 こちらとて、目の前にある愛するひとに触れるのに制限があったことは辛かった。 だけど、今は違う。 彼女の同意を得て、思う存分触ることができる。 もう遠慮はいらない。 ブルーを抱きしめると、そのまま2人でベッドに改めて倒れ込んだ。
17 23/03/27(月)00:20:34 No.1040674507
「ん…」 唇を重ねる。 口の中に入ってきた舌を迎え、こちらもそれを絡ませる。 熱の入った目線も交わし合う。 お互いの唾液を交換するかのように激しく、キスを繰り返す。 彼女の顔中にすると、今度は頬を擦り付ける。 次第に、それは全身に及ぶ。 首筋、肩、胸、お腹、尻、股、太もも、脚、二の腕、手。 ブルーの全身に、自分という存在を触れさせる。 この人は自分のものだ。 そう主張したくなる気持ちを込めて。
18 23/03/27(月)00:20:49 No.1040674616
「レッド、しゅき…」 「ああ、オレも」 身体中を好き勝手されて、ブルーの声音に熱が帯びてきた。 酔ったかのように、頬が紅潮している。 抵抗はしてこない。 むしろ、もっとしてもらいたいように手を広げてきた。 だから、もう一周して応えた。 彼女の体温。 柔らかさ。 愛しさ。 それらを理解していく。 感じていく。
19 23/03/27(月)00:21:02 No.1040674687
逆に、彼女にも自分のそれを伝える。 そういった意味もこめ、激しく肌を蹂躙していく。 「レッド、来て…」 今度は、脚を広げられる。 愛しの彼女。 それが今、自分の目の前で扇状的なポーズをとっている。 それにレッドの劣情が激しく刺激された。 すでに固くなった陰茎をブルーの股に挿入する。 何度も自分のものを咥え込んできたそこは、スムーズに受け入れてくれた。 それでいて、程よく締め付けてくる。 興奮から、つい出してしまいたくなるのを耐える。
20 23/03/27(月)00:21:16 No.1040674801
「一回、出しちゃっていいよ。 どうせ一回じゃ終わらないと思うし」 「そう…、かもな」 こちらが耐えられないことを察知してか、ブルーから提案された。 その気遣い。 優しさ。 そして、淫靡。 そういったところが愛おしい。 そして興奮する。 「じゃ、一回出すよ」 「…ん。アタシも、そんなに耐えられないから一緒に行こ?」
21 23/03/27(月)00:21:49 No.1040675003
軽くキス。 その後、何度か腰を打ちつける。 「レッド!レッドぉっ!」 「ああ、ブルー!」 お互いに名前を呼ぶ。 腰が動き、中が擦れる。 そのたびに昂まり、気がつけば白濁液を撒き散らしていた。 「もう一回、できるよね?」 「もちろん」 液に塗れたブルー。 それすらもまたいやらしく見える。 レッドの肉棒がまた固くなるのはすぐだった。
22 23/03/27(月)00:22:29 No.1040675257
再び挿入し、動く。 「あっ、あぁ!やっ!あぅっ!」 そのたびに、ブルーが喘ぐ。 彼女の揺れる乳房を掴む。 もみほぐし、先端を摘む。 「そう、それ!それ、そうしてもらうの、好き!しゅきなのっ!」 呂律の回らないながらも、ブルーが本音を伝えてくる。 「オレも、こういうの好きだ!」 こちらも本心をぶちまける。 手も、腰も、激しく動く。 彼女を蹂躙していく。 2度目の射精も、すぐに訪れた。 「あぁぁっ!」 同時に、彼女からも叫びが来た。
23 23/03/27(月)00:23:03 No.1040675501
「レッドはアタシに跨がるの上手いわねー。 その調子なら、あなたもバイク乗りこなせるんじゃない?」 一息着いた後、ブルーが提案してくる。 「そうだなぁ、考えておくよ」 今度はレッドがバイクを運転し、背にブルーを乗せる。 それも悪くない。 「乗りこなしてねー。アタシも、バイクも」 「そういう言い方はアレだなぁ」 苦笑しつつ、キスを交わした。
24 23/03/27(月)00:23:20 No.1040675590
以上です 閲覧ありがとうございました
25 23/03/27(月)00:25:15 No.1040676296
以前にレッドがバイクに乗る話は書いたので今回は逆で ブルーは峰不二子っぽいところあるしバイク似合うと思います
26 23/03/27(月)00:27:39 No.1040677143
>それすらも脱ぎ、下着も撮って裸になった。 正しくは「取って」でしょうか? >ブルーは峰不二子っぽいところあるしバイク似合うと思います ビジュアル面もだけどゲーム的に一番便利なそらをとぶ鳥克服したからって好んで使うかはまた別ですしね
27 23/03/27(月)00:34:13 No.1040679439
>>それすらも脱ぎ、下着も撮って裸になった。 >正しくは「取って」でしょうか? 誤字すみません… 今回はイメージ浮かびやすかったから久しぶりに早めに書けました いつもこれくらい早ければいいんですが我ながら
28 23/03/27(月)00:42:59 No.1040682602
>>ブルーは峰不二子っぽいところあるしバイク似合うと思います >ビジュアル面もだけどゲーム的に一番便利なそらをとぶ鳥克服したからって好んで使うかはまた別ですしね 今でも飛行手段はプリンに乗って浮かぶだからスピードがほしい時は乗り物必要そう カメックス使っての高速飛行だと短時間しか保たないし