23/02/03(金)23:43:40 泥か のスレッド詳細
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23/02/03(金)23:43:40 No.1022614166
泥か
1 23/02/03(金)23:53:00 No.1022617285
泥ならざるか
2 23/02/04(土)00:51:07 No.1022638481
広げて見る。表面がてかてかと艷やかに光るボディスーツ。レオタードのような形状だけれど肩が出ているし結構なハイレグだ。 触ってみるとワイヤーが何本も服の中に通っていてその独特の形状を保っているということがよく分かる。 他にもジャケットやタイツもあったけれど、一番目を引いたのはウサギの耳を模したヘアバンドだった。つまりウサ耳だった。 恐る恐る顔をあげる。夜なべしたらしい、半眼で眠そうなテアさんの疲れた顔が目に入った。 「え゛」 「やるって言ったのそっちじゃないでスか…礼装としての機能を組み込むのに30分、アズキ用にサイズを手直しするのに徹夜でシた…」 行儀悪く首に手をやって頸椎をばきばき鳴らすテアさん。しかしそんなのはどうでもいい。 え。私着るの、これ。着てあの船の中に潜り込むの。ばかじゃないの。 変装でもして入り込めれば…とは言ったけど。それは船のスタッフとか、そういうニュアンスであって…。 まさかかわいいうさぎさんの格好で魑魅魍魎渦巻く客船への潜入作戦をするの。これから私。 「着るんですかこれ」 「着ないんでスか？」 どうしよう。心が挫けそう。私、鴈鉄梓希15歳。うさぎちゃんデビューです。