ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
23/01/28(土)22:46:43 No.1020484183
この戦争の当事者は、誰と誰だと思う?感染者と非感染者か? 正義と悪か?どれも違う。それがお前たちが私に勝てない理由だ。この戦争の当事者の片方は、個人的な欲求を満たすために、感情を撒き散らす。戦争とは何を意味するのかさえよくわかっていない道楽者だ。もう片方は、ウルサスで……この大地で、目先のことだけにとらわれる者たちのせいで、日々苦しみにあえぐ人民だ。私の理由など気に掛けないだと?お前にそんな資格はない。この大地に対する私達の愛がどれほど深いか、お前にわかるか?この国のために戦う戦士たちや、戦場で血を流す者たち、彼らが誰を敵とみなそうと、私は彼らを愛している!彼らは、命を自らの信仰に委ねている。たとえ偏見や見識の無さにより、彼らが一時的にウルサスに反抗しようと構わない。なぜならこの地は、常に彼らを愛しているからだ。肥えた体の特権階級者だろうと、功労者や犠性者をあざ笑うだけの市民だろうと、私は愛している。彼らに対する私の愛は、彼らのいかなる行為によっても減ることはない!なぜなら愛は全て同じで、等価で、普遍のものだからだ。
1 23/01/28(土)22:47:15 No.1020484463
鉱石病に未感染でありながら感染者のために戦う者たちを、感染しながらも諦めない者たちを、私はすべて愛している!!彼らが生を追い求める姿は、何もせずいたずらに生を消費するゴミどもより、何千万倍も素晴らしい!だがそんなゴミも含めて、私はウルサスの全ての人を愛している。彼らが、強かろうと軟弱であろうと、慈悲深かろうと残酷であろうと、慎ましかろうと貪欲であろうと...…ウルサスにとって、命はすべて同じもの、私達は誰もがウルサスの砂粒だ。一部の者は、生まれつき良い暮らしを送る権利を有している。しかし彼らはその権利を行使できない。彼らはそんな選択をしようともしないのだ。運命は盲目的だ。だからこそ彼らは、謂れなき苦しみを受けるべきであり、それが彼らを成長させるのだ。
2 23/01/28(土)22:47:46 No.1020484749
うるせえ
3 23/01/28(土)22:47:52 No.1020484800
一部の者は、罰を受けなければならない。しかし彼らは罰せられることはない。なぜなら彼らの命は依然として重要だからだ。彼らが生きていることで、川は流れ、物事は移ろい、計画は速やかに実行される。彼らが溺れ死ぬまで……役者が入れ替わるまで。私は、彼ら全員を愛している。出身も、行ないも、身分も、人格も、何一つ分け隔てなく──私はこの地のあらゆる人を愛している。千年来ずっとそうしてきたのだ。
4 23/01/28(土)22:48:08 No.1020484937
アーミヤ……アーミヤ。なぜお前には先見の明がなく、それほどまでに脆弱なのかわかるか?それはお前が、そちら側にしか立ってないからだ。お前の視野のどれほど狭いことか。お前はその目でどれほどの不幸を見てきたというのだ?おまえはただ、魔王の目を借りて日常の光景を目にしていただけ……実際にその場に身を置いたかのように語るだけ……しかし私が経験してきた惨劇は、お前がただ目にしただけのものよりもずっと多い。お前は感染者という身分の、狭く単一的なくくりの存在にすぎない。しかし私はウルサス全ての証人だ。私は、お前たちの目に見えていない広大な大地や、泣き叫んでいる人民を救うために生きている。お前たちはどうだ?お前たちは、目の前のほんの些細なことのために大声で泣き喚き、その救済を気取る、目も耳も口も満足に利けない者だ。この大地で一体何が起きたか、お前に想像できるか?できるはずがない。お前が見た言葉や歴史、記憶は全て自身を感動させるための断片でしかない。運命が行けし人の体に刻んだ傷を見ることなど、お前にはできない。傷痕は人を殺すことができる……私の体には数千万ものウルサスの同棒の傷が刻まれている。
5 23/01/28(土)22:48:32 No.1020485143
チェン・フェイゼ……お前は血の繋がった私の妹だ。お前がここにいるのは私に勝っためか?お前がウルサスを敵とみなすのは、ウルサスがお前の故郷を侵そうとしているからか?しかし自分の姉にすら勝てないというのに、どうやってお前はウルサスに勝とうというのだ?そもそも、ウルサスがこの戦争に巻き込まれようが、この戦争の結果がどうなろうが、私は興味がない。私が求めるのは、この地を膠着状態と内部抗争から解放すること。この戦争の終結後、どちらか一方は零落し、もう一方は勃興する。それが軍政府だろうと、新皇帝だろうと構わない。先代の皇帝は、まさにウルサスの魂の再来だった。彼は、享楽に耽ることなく、権力を望みつつもその程度を弁えた。彼は欲望の権化などではなく、微塵も暴虐的ではなかった。しかし彼は戦争をもたらした。なぜなら、ウルサスには戦争が必要だからだ。戦争によって人々を成長させることが必要だからだ。彼は優秀だった。ウルサスの真の皇帝と呼ばれるに十分だった。
6 23/01/28(土)22:48:43 No.1020485249
煩す
7 23/01/28(土)22:48:51 No.1020485311
うるせえよ
8 23/01/28(土)22:48:53 No.1020485333
そしてお前たち……お前たち感染者。「お前はどうして家畜のように彼らの前に跪き、尾を振って哀れみ請わない?それで彼らの許しを得られるというのに」大地の人々に受け入れてもらいたいのか?もちろん構わない。シーリングブロックのごとく餌を貪ればいい。人間の言葉を放棄し奴隷になるがいい。お前たちの四分の一の人数を差し出して、彼らの消費と殺戮に捧げるがいい。そうすることで、彼らはお前たちを無害な家畜、人の形をした気持ち悪くも風変りなペットとみなすだろう。彼らの脆弱な力の制け口となり、哀れな尊厳を保つための付属品となるのだ!お前たちはなんとか命を繋ぎ、新たな命はお前たちの代替品として使われ続ける。お前たちの個体群はそうなる定めなのだ、永遠に。なぜなら愚か者たちは、こういった方法でしか許しと満足を得られないからだ。だから巨大な権力システムが作り出されたのだ。