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23/01/17(火)08:23:24 ID:MVnQyprg 第一話... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1673911404692.png 23/01/17(火)08:23:24 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016338960

第一話『学園の始まり』 様々な種族や特殊能力を持つ者達が共存し、暮らしている。 正に理想郷とも言ってもよい大都市『英都』 英都を中心に次元を超えた世界の魔界や神界、空の上にある月と共存している。 その中で英都にある住宅街から三台のバイクの音が鳴り響いていた。 「いくぜっ!!遊輔!!」 「ふん!貴様如きに負ける俺ではないわ!!」 漆黒を基調とした鳥を象ったバイクの『ブラック・コンドル』に乗っているオレンジ色の短髪に黒い瞳をし、少し整った顔立ちの青年の『キョウ・シュヴァルツ』が紅蓮を基調とした大型SSタイプのバイク『ブレイズ・カラミティ』に乗っている肩まである紅蓮色の髪に紅蓮の瞳をし整った顔立ちの青年『桜木遊輔』が競争していた。 二百は超えるほどのスピードで走りながら

1 23/01/17(火)08:23:35 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016338984

「俺も負ける気はしないぜ。遊輔、キョウ!」 蒼のフルアーマーがあり、後輪部に大きなデュアル式のマフラーが付いている大型バイク『バハムート』に乗っている腰まで伸ばした濃い蒼い髪に死をイメージさせる蒼い瞳をし女性みたいな顔立ちをした青年『天川統夜』が強気でそう言った。 この様子からして三人は知り合いかつ親友同士なのだろう。 「ちょっと!!スピードを落としなさいよ!!」 「キングのスピードは最高デス!!」 「常識外れのスピード・・・」 統夜の後ろに乗っているピンクのフワフワとしたロングヘアーに翡翠色の瞳をした女性が運転している統夜と遊輔、キョウに文句を言い、金髪のショートヘアーに黄緑色の瞳をした少女が楽しく言い、黒い髪をツインテールにし、桃色の瞳をした少女が弱冠呆れた表情を浮かべていた。

2 23/01/17(火)08:23:50 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339025

「マリア、これは負けられない勝負で・・・引き下がれない」 「切歌は分かっているようだな!!この桜木遊輔のスピードを!!」 「これが俺らにとっちゃ普通だぜ。調」 統夜達三人の言葉に女性『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』と少女『月読調』は諦めたのか溜息をつき、少女『暁切歌』は常識外れのスピードが気に入っているのか喜んでいた。 バイクの爆走から数分後、大きな学園の前に辿り着いた。 学園の名は『極限学園』英都にある中で一番大きく初等部と中等部、高等部の三つに分かれているのが特徴だ。 「土見稟、織斑一夏!!今日こそ終わりの日にしてくれる!!」 「それ、何度も言ってたよな・・・」 「しつこいから数えるのが面倒になってきた」 土見稟と呼ばれた黒髪の少年と織斑一夏と呼ばれた少年はそれぞれ呆れてしまう。 目の前にいる五百人クラスの親衛隊が有言実行していない故だ。

3 23/01/17(火)08:24:00 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339045

「てか中等部と高等部が殆どだろ!?」 「どうします?『決闘龍騎』使ってもいいのかなぁ・・・?」 「銀河光波龍騎は危ないから止めておけ・・・それは俺の『守護天龍騎』も似たようなもんか」 自分の力を親衛隊に使うのが面倒なのだろう。 今日は始業式で無駄な体力を使いたくないのが本音だ。 「ではこちらから・・・ぐふべぇ?!」 稟と一夏に攻撃を仕掛けようとした親衛隊の一人が背後から何かに轢かれてしまい倒れてしまう。 「一体誰だ!!」 「何かぶつかったか?」 「知らんな。どこぞの馬鹿だろう」 「兎に角着いたな」

4 23/01/17(火)08:24:26 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339127

統夜と遊輔、キョウが何とも無いかのように学園へ到着していた。 親衛隊の一人を轢いたのは統夜である。 「統夜さん!!」 「相変わらず派手な登場するな・・・あいつら・・・」 親衛隊を見て、状況を一瞬で把握する統夜。 「貴様ぁ!!天川統夜に桜木遊輔、キョウ・シュヴァルツ!!」 「貴様等にも罪はある!!」 「天川統夜!!貴様は我らがアイドルのノワールちゃんとベル様、雪泉ちゃん、ユニちゃんに毒牙にかけ・・・更に・・・マドンナのマリアさんまで手に掛けた!!」 「掛けられた覚えは無いんだけど・・・と、統夜がいいなら・・・でも・・・」 統夜を見て無理だと判断してしまうマリア。 更に親衛隊の話は続く。

5 23/01/17(火)08:24:42 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339176

「桜木遊輔!!お前はベール様と雲雀ちゃん、切歌ちゃんに慕われている。きっと弱みを握ったんだろう!!この鬼畜キング!!」 「それはあり得ないデス」 弱みを握られた覚えは全くない事にツッコム切歌。 「キョウ・シュヴァルツ!!お前は貧乳アイドルの調ちゃんに慕われている!!このロリコンカラス野郎!!」 「切り刻んであげる・・・」 自分のコンプレックスを言われ静かに怒りを露わにする調。 「そして・・・最大の罪はぁ・・・貴様等が我らがアイドルとマドンナと一緒にバイクに登校している事だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「つまりは嫉みか・・・」 「ふん・・・奴ら如きでは物足りんが蹴散らすか」 「なぁ・・・次はこいつらをどれぐらい叩き潰せるか勝負しねぇ?一夏と稟はどうだ?」 『乗った!!』

6 23/01/17(火)08:25:05 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339226

キョウの言葉に一夏と稟は迷いもなく乗った。 「教師の私が言うのもなんだけど・・・程々にしなさいよ」 「分かっている」 統夜は右手に蒼く輝く蒼い焔の絶蒼炎を放出しながら、左手に蒼く輝く紫色の焔の絶紫焔を灯す。 遊輔と稟は気力と覇気を両拳に纏わせ、キョウと一夏は上空へ飛んだ。 「呪縛ロック!!」 統夜が最初に仕掛け、左手から絶紫焔を連続で発射し、親衛隊の数々が動けなくなってしまう。 「ま、魔法が使えない上に動けん!?」 「ど、どうなっているんだ!!?」

7 23/01/17(火)08:25:16 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339250

親衛隊の中に神族や魔族もいたらしく魔力が上手く練れていなかった。 動けない所を統夜が仕掛けようとした瞬間、キョウがオレンジ色に輝く漆黒の焔による砲撃を仕掛けて勢いよく吹き飛ばした。 「お先に仕掛けたぜ!!」 キョウの攻撃の後に統夜が絶蒼炎による砲撃を放った。 「相変わらずだな」 「喰らえ!!」 白く輝く銀河を思わせる群青色の光で形成された魔力弾を無数に放ち親衛隊にダメージを与え次々と倒していく。 「奴ら如き・・・一瞬で終わらせてくれる!!」 気力と覇気だけでなく紅蓮に輝く紅蓮の焔の紅神焔を纏わせ地面に叩きつけ超極大な衝撃波を発生させると同時に一定範囲に地震も発生してしまう。

8 23/01/17(火)08:25:42 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339297

「うわっ!?な、何なんだ?!」 二年B組と書かれたネームプレートが付いている教室にいる茶髪に巨乳が目印の少女が驚いてしまう。 「これはあの人か!?」 「あの人って・・・?」 「なえか・・・知らないのか・・・!?あのキング・・・桜木遊輔を・・・」 「桜木遊輔って・・・紅蓮王者の!?」 なえかと呼ばれた少女は驚愕してしまう。 学園の中で遊輔が紅蓮王者と思わせる圧倒的な力を持っている事を知っているからだ。

9 23/01/17(火)08:26:00 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339340

「英子と美和はよく知ってるね」 「それは当然だ。蒼穹覇王の天川統夜と同じくらい有名だしね」 「しかも、私達と同じクラスだし」 「ええっ!?」 英子と呼んだ少女と美和と呼んだ少女の言葉を聞いて衝撃が走った。 有名過ぎる人物が二人、自分と同じクラスになっているのだから 「ていうか止めなくていいのかな・・・?」 「親衛隊が滅びるまで止まらないアルよ。新八」 「うん。それは言えてるね。神楽ちゃん」 新八と呼ばれた眼鏡を掛けた少年と神楽と呼ばれた赤い髪の少女は窓から統夜達が親衛隊を蹴散らしているのを見てそう感じていた。

10 23/01/17(火)08:26:24 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339392

「ベルメーク。お主は止めなくていいのか?」 「いいわよ。万が一の時になったら止めるけど」 黒い髪をポニーテールにしている少女の問いにベルメークと呼ばれた腰辺りまで伸ばした真紅のロングストレートヘアーに真紅の瞳をした綺麗な顔立ちの少女は今の所、傍観を貫くつもりだ。 「風紀委員も動き出すでしょう。春恋とコダマちゃん、クリスちゃんといったメンバーがいないじゃない」 「あの二人は規格外じゃからな。お主ほどのレベルなら風紀委員の助っ人になるのでは?」 「私はそういったガラじゃないの。堅物クラブに入るなんて嫌よ」 風紀委員=堅物クラブと考え、拒否する。 自分の中で風紀を取り締まる事が合わない事は本当だ。 外では遊輔の攻撃で大火傷を負い気を失っている親衛隊が続々と出て来た。

11 23/01/17(火)08:26:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339419

「ふん、所詮は雑魚・・・口ほどにも無い」 「風紀委員が来るぞ。只でさえ俺達もマークされてるのに」 魔力と気力を纏った拳で向かってくる親衛隊を気絶させながら遊輔にツッコム。 「一気に終わらせるか」 上空に七つの巨大な魔法陣を展開する統夜。 これを見たキョウと一夏、稟は顔を青ざめてしまう。 統夜がやる技で威力が高いからだ。 「七星の夜光セブンンスター・ナイトシャイン!!」 七つの魔法陣から超高密度の五気と絶蒼光で形成された極太の光の砲撃を発射し、広範囲にいた親衛隊に直撃させる。

12 23/01/17(火)08:26:50 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339446

茶髪に眼鏡を掛けた少年、緑葉樹が多少ダメージを受けながら統夜達を見る。 その隣にゴリラの覆面を被った男が現れ、刀を手にしていた。 「樹・・・しぶといな」 「てか・・・あいつ・・・近藤だよな!?」 「俺は近藤勲ではなぁい!!ゴリラーマンだぁ!!」 キョウのツッコミを否定するゴリラーマン。 「風紀委員も堕ちたものだな」 ゴリラーマンを冷たい視線で見る遊輔と統夜。 近藤勲だと丸分かりなのだから

13 23/01/17(火)08:27:03 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339485

「俺なんか・・・お妙さんに好かれていないのに・・・お前達は様々な女性に好意を持たれている!!それが許せん!!いくぞ!!成敗!!」 気力と覇気を刀身に纏わせ、統夜達の方へ駆け抜ける。 ゴリラーマンの斬撃を散開してそれぞれ回避する。 「受けないで正解だったな!!」 「どこぞのパワー馬鹿との修行と似たようなもんだからな」 「それは俺の事か!!キョウ!!」 「お前以外に誰がいんだよ」 怒鳴る遊輔に対し軽く受け流す。

14 23/01/17(火)08:27:13 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339511

「だが、近藤のパワーは元々高い。それを崩せば問題は無い」 「やる事は決まったな」 「この俺が真正面からやってやろう!!貴様等のせせこましい考えなど・・・戦いに不要だ!!」 右拳に超高密度の五気とオレンジに輝く紅の焔の紅魔焔、紅蓮に輝く真紅のオーラの紅魔竜闘気を収束させる。 これを見て冷や汗を流すゴリラーマン。 パワー比べでは遊輔に敵わないレベルと判断したからだ。 真っ向からぶつかって無事に済むレベルではない。 「だが・・・俺のお妙さんに対する愛で補ってやるうぅぅぅぅぅぅ!!!」 気力と覇気で硬化させた刀を持って遊輔の方へ駆け抜けた。

15 23/01/17(火)08:27:25 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339543

「キングの前にひれ伏すがいい!!アブソリュート・ブレイズ!!」 右拳を振るいゴリラーマンとぶつかり合った。 押し合うも遊輔の拳が勝ち、ゴリラーマンの腹部に直撃を受け校舎の壁へ吹き飛ばし激突させる。 「本気を出せん近藤を倒しても面白くない」 横目で統夜を見る。 「ちょっと待ちなさいよ!?ここで戦う気!?」 「ボスとキングが戦ったら校舎が半壊するデス!!」 「被害が大きくなる・・・」

16 23/01/17(火)08:27:43 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339581

マリア達は統夜と遊輔が戦う事に強く反対していた。 因みに切歌は統夜の事をボス、遊輔の事をキングとそれぞれ呼んでいる。 二人が戦うと校舎は半壊どころか消滅する可能性が高い。 「その前に俺達に客のようだ」 統夜の方に二つの斬撃と弾丸、ミサイルの雨、遊輔の方に炎と雷の弾丸がそれぞれ迫って来るも全て回避した。

17 23/01/17(火)08:28:32 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339692

「天谷春恋と風鳴翼、雪音クリスか・・・」 「新学期早々貴方達の戦いで台無しにする訳にはいかないの!!」 「親衛隊を特異魔力変換資質等を用いて倒すのはもっての外だ」 「お前も遊輔と同じレベルじゃねぇのか?」 黒い髪をサイドポニーにしている少女『天谷春恋』と蒼い髪の少女『風鳴翼』は統夜に注意し、銀髪の少女『雪音クリス』は統夜の行動を見て呆れた表情を浮かべていた。 「この俺にそんなものが通用するとでも思ったか!!姫神コダマとオマケ共!!」 「キングはキングでも暴君の王じゃな」 「アタシ達はオマケじゃねぇ!!!」 金髪をツインテールにしている少女『姫神コダマ』は平然と言い、赤い髪のショートヘアーで鼻に絆創膏を貼っている少女がオマケ共という部分に憤慨していた。

18 23/01/17(火)08:28:44 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339716

「紅蓮王者とこうして戦ってみたかったんや」 銀髪に褐色肌の少女がワクワクとさせながら遊輔を見る。 「で、でも・・・春恋先輩があの人に勝てるのか不安です」 茶髪の少女が統夜と対峙している春恋を見て心配する。 「統夜か・・・あやつは油断できん・・・ムラクモを超えるほどの武器を幾つか持ち・・・使いこなす」 黒紫色の湾曲した刃に蒼紫色のロッドの大鎌を持った統夜が春恋と翼の二人の斬撃を捌きながらクリスの弾幕を魔力弾で全て相殺していた。 「統夜、遊輔、頑張れよ。って・・・俺もかよ!!」 黒いロングヘアーの少女が振るう刀を回避し、仕掛けた人物に怒鳴る。

19 23/01/17(火)08:29:03 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339763

「貴方も同罪では?」 「斑鳩かよ・・・ま、一人だけなら何とかならぁ!!」 斑鳩と呼んだ人物は甘く見られたのか不機嫌な表情を浮かべていた。 「カグツチ!!イカヅチ!!」 『あいよっ!!』 炎を纏った小人と雷を纏った小人を召喚し、炎と雷を合わせた弾幕を遊輔に向けて放たせる。 「そんなものに当たる俺ではないわ!!」 式神の攻撃を全て避けるも褐色肌の少女が上空でバットを振り上げた。 「魔建(スケール)コンプレッサー!!」

20 23/01/17(火)08:29:34 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339825

手に持ったバットが大きくなり遊輔に当たるも片手で防がれると同時に紅神焔によって一瞬で灰になってしまう。 「あっつ!?なんつう・・・熱さや・・・」 遊輔の持つ紅神焔の力に戦慄してしまう。 「おもしれぇ・・・キングとの戦いはよぉ・・・」 赤い髪の少女が両足に装着しているブーツに力を溜め始める。 彼女を見た遊輔は強いと察知し、超高密度の五気と紅魔焔、紅魔竜闘気を拳に収束する。 「喰らいやがれ!!」 「これがキングの力だ!!アブソリュート・ブレイズ!!」

21 23/01/17(火)08:29:48 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339851

遊輔と少女の攻撃がそれぞれ大きかったのか彼らを中心に衝撃が発生してしまう。 少女の力が強いと感じた遊輔は笑っていた。 統夜やキョウといった仲間以外に強者がいた事に 互角だったのか二人は弾き飛ばされる形で引き下がった。 「貴様、名は?」 「志那都アズキだ」 「貴様のような存在と戦うと魂が震えるな」 アズキと名乗った少女を見て笑う。 「うちは?」 「チャチャは・・・まぁまぁじゃねぇのか?」 「あのヤバい焔に焼かれそうになったのに?!」

22 23/01/17(火)08:29:58 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339878

チャチャと呼ばれた少女は残念そうな顔をしていた。 「貴様の強さに免じて我が魂を見せてやろう!!」 遊輔の言葉にコダマは冷や汗を流してしまう。 今からやる事に対する恐怖からだろう。 「王者の咆哮、今次元を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!!紅魔光龍騎レッド・デーモンズ・ライト・ドラグーン、解放!!」 背中から五対十枚の紅蓮の翼を生やし、髪の色が漆黒、瞳の色が真紅に変化し、全身に真紅の傷のような模様が浮かび上がり、右腕の部分に真紅に光る銀色の籠手が装着された姿へ変化した。

23 23/01/17(火)08:30:10 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339908

「厄介な解放形態をやってくれたのぉ・・・死神皇プルートや炎獄冥皇も厄介じゃが・・・」 「すっげぇぜ・・・」 「これぞ紅蓮王者やな」 「感心してる場合じゃないですよ!?」 「引き下がるなら今の内じゃぞ。水屋」 「で、ですが、勝てる可能性だってあります。それに・・・春恋先輩の後輩として頑張らなきゃいけないんです」 水屋と呼ばれた少女、水屋うるちは春恋の為に頑張る決心をした。 「遊輔・・・あれを使ったか」 「紅魔光龍騎・・・」 「悪魔の龍騎士か・・・」 「やべぇやつじゃねぇか?!」 統夜は何処か呆れ、春恋と翼、クリスの三人は冷や汗を流していた。

24 23/01/17(火)08:30:21 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339936

「あの馬鹿・・・新学期を台無しにするつもりか?!」 「一体何を考えているんですか!?」 キョウと斑鳩は戦いを止め、遊輔を見て怒鳴る。 「俺もやるか」 「まさか・・・なるつもり!?」 統夜も遊輔と同じ事をすると判断した春恋はムラクモに光を纏わせ、斬撃を飛ばすも手に持っているヘル・デスサイズに阻まれ上空へ飛翔されてしまう。 「集いし願いが閃光の星となる。次元を轟かす一筋の光を齎せ。星屑龍騎スターダスト・ドラグーン、解放!!」

25 23/01/17(火)08:30:34 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016339972

統夜の姿が背中から五対十枚の白い蝙蝠状の翼を生やし、髪の色が白銀、瞳の色が翡翠色に変化していた。 「天川君のエースが来たわね」 「そうでなくては面白くないな」 「だな」 春恋と翼、クリスの三人は楽しむかのように笑顔を浮かべていた。 恐怖といった負の感情は無いかのように 「恐怖を抱くと思っていたが・・・」 「白き星龍は悪魔龍とは違い・・・面白い戦いになると思ったからな」 翼が代表として理由を述べた。 するとある変化が起きた。 統夜と遊輔の身体から蒼いオーラ、春恋とコダマの身体から緑色のオーラ、翼とクリスの身体から虹色のオーラがそれぞれ放出され始めた。

26 23/01/17(火)08:31:01 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340024

「な、何だ!?」 「共鳴だ!!」 「共鳴・・・?」 キョウの言葉に斑鳩は何か分かったのかハッとしてしまう。 「ま、まさか・・・蒼き龍と八マケン、聖遺物の力が共鳴して・・・!?」 六人を中心に大きな地響きが発生する。 「これは以前より大きいわ!?」 聖遺物及びシンフォギアを所持しているマリア達も体験した事があるのか自分達より共鳴が高くなっているのを感じていた。 ドラグナーの象徴の五大龍騎と聖遺物のシンフォギア、八つの原型のマケンの三つに何か共通点があるのは間違いない。

27 23/01/17(火)08:31:18 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340069

統夜の背後に背中辺りまで伸ばした銀髪に黒のレオタードを身に纏っている女性、遊輔の背後に緑の髪をポニーテールにし、白を基調とした露出のあるレオタードを身に纏った女性がそれぞれ現れた。 「あ、終わりじゃな」 二人の女性を知っているのかコダマは手を合わせて合掌する。 コダマだけでなくアズキとチャチャ、うるち、春恋、翼、クリス、斑鳩も合掌していた。 「ノワールとベール・・・」 「絶対に逆らえない存在デス」 「ノワールさん以外にマリアにも逆らえないよ。統夜さんの場合・・・」 マリア達は二人の名前を知っているかのようにそれぞれ呟く。 チラッとマリアを見た調。 統夜が逆らえない存在が身近にいるのだが完全なストッパーではない。

28 23/01/17(火)08:31:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340111

「ノワール・・・」 「ベール、貴様は邪魔をするな。俺の力で粉砕してから終わらせる!!」 統夜はノワールと呼んだ銀髪の女性を見て冷や汗を流し、遊輔はベールと呼んだ緑の髪をした女性に対し強気でそれぞれ対応していた。 『黙りなさい!!』 二人の一喝に統夜と遊輔は渋々従い元の姿へ戻り武装を解除した。 これを見たノワールとベールは元の姿へそれぞれ戻る。 統夜と遊輔が元の姿に戻ったと同時に地響きが止まった。 ノワールは黒い髪のツインテールが特徴の少女、ベールは金髪のロングヘアーに豊満な胸があるのが特徴の女性である。

29 23/01/17(火)08:31:47 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340130

「女神化する必要はないだろう」 「新学期早々・・・問題を起こすからよ」 「遊輔もですよ。親衛隊が可哀想ですわ」 「知った事か」 ベールの言葉に遊輔は強気を保ったままそう返した。 ノワールとベールは普通の人間でなく女神である。 人間の姿から先程の姿へ変身できるのが特徴だ。 ノワールはブラックハート、ベールはグリーンハートとそれぞれ変身し、名乗っている。 「マリアは何やってるのよ。統夜達のストッパーなんだから・・・」 「星屑龍騎と紅魔光龍騎になった時点で止めれそうになかったから・・・」

30 23/01/17(火)08:32:26 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340235

マリアの言葉にノワールは納得してしまう。 規格外の領域に達してしまえばマリアの言葉で止まるかどうか分からないからだ。 統夜は止まると思うが遊輔は止まらないだろう。 「早く体育館へ行くわよ」 「もうこんな時間ね」 統夜はノワールとマリアの二人、遊輔はベールにそれぞれ引っ張られるように体育館へ連行されてしまった。 ノワール達についていくかのように春恋達も体育館へ移動した。

31 23/01/17(火)08:32:49 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340282

体育館の中へ入ると初等部や中等部、高等部がそれぞれ集まっていた。 マリアと別れたノワールは統夜を無理矢理座らせる。 「無理に座らせるな・・・」 「そうしないと大人しくしないでしょ」 「災難ね」 「そうね・・・って・・・何で統夜の隣に座ってるのよ!!ベルメーク!!」 いつの間にか統夜の隣に座っているベルメークを見て叫んだ。 「いいじゃない。ノワールちゃん。ほら・・・右隣があるから」 「分かったわよ。貴方も助けなさいよ」 「面白そうだったから介入しなかったの」

32 23/01/17(火)08:33:01 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340313

統夜の右に座ったノワールに笑みを浮かべながら返した。 統夜や遊輔と同じレベルの力を持つベルメークなら出来るのにそうしない事にノワールは不思議に思ったのは一回だけではない。 「邪魔をしなければ面白い戦いが出来たものを・・・」 「もしそうなれば校舎は消滅してましたわよ?新学期早々問題を起こさないでくださいまし」 「ふん・・・」 ベールのお説教にそっぽを向いてしまった遊輔。 「こやつを慕うとは不思議じゃな」 「そうじゃな」 遊輔とベールのやり取りを見て疑問に思っている緋鞠とコダマ。 「別にいいんじゃねぇの?」

33 23/01/17(火)08:33:13 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340345

椅子に背持たれる感じで座りながら二人に言うキョウ。 「それはそうと・・・一緒のクラスだな」 「そうだな。士道達も一緒じゃねぇか」 キョウの隣に座っている士道と呼ばれた少年と長い黒髪をポニーテイルに結い上げた少女、肩辺りまで伸ばした銀髪の少女、オレンジに近い髪をサイドはゆるい縦ロール、バックは三つ編みにしている少女、オレンジ色の髪を後頭部で結い上げている少女を見る。 「また統夜達がやらかしたのか?」 「私も混ぜてほしかったぞ」 「天川統夜と桜木遊輔に挑む気満々・・・」 「いずれ私が倒し・・・精霊のキングになってみせよう!!」 「嘲笑。出来もしない事を言います」

34 23/01/17(火)08:33:22 No.1016340367

「ブルシット!」 マイケルはそう叫ぶが時すでに遅し、ベティとサラはカバの大群に呑み込まれ…。

35 23/01/17(火)08:33:23 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340372

黒髪の少女の夜十神十香はワクワクとさせ、銀髪の少女の鳶一折紙は無表情ながら内心十香に驚き、オレンジ色の髪を後頭部で結い上げている少女の八舞耶倶矢は闘志を燃やし、オレンジに近い髪をサイドはゆるい縦ロール、バックは三つ編みにしている少女の八舞夕弦は姉である耶倶矢に呆れていた。 「そうだな。親衛隊を魔法を用いて全滅させ・・・星屑龍騎になっちまうわで・・・」 「統夜と戦ってみたいな。スターダストになった状態のな」 「勝負がつかないような・・・」 十香に苦笑いする士道。 統夜と十香が勝負すればどっちが勝つか分からないのだろう。 「で・・・遊輔は紅魔光龍騎に?」 「ああ」 「圧倒的なパワーこそが誇りといってる奴だからな」

36 23/01/17(火)08:33:46 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340421

遊輔とも知り合いなのかそういう風に捉えていた。 「お陰で風紀委員に目をつけられている」 「当然。当り前の事ですね」 「我には及ばんが中々出来る奴らだからな」 「おいおい・・・」 耶倶矢の痛い言葉にキョウは呆れてしまった。 「稟様も災難でしたね」 青がかかった銀髪に真紅の瞳が特徴の少女が稟に同情してしまう。 彼女の名はネリネ。魔界を統べる魔王フォーベシィの娘で魔力は高いが運動が苦手である。

37 23/01/17(火)08:34:05 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340464

「まぁな・・・統夜が強い魔法を使いやがって・・・」 「あれは凄いっすからね」 赤い髪に活発な少女は苦笑いしてしまう。 「規格外ですからね・・・」 「シアとネリネはあれは出来るのか?」 「技量が無いっす」 「同じく・・・」 赤い髪の少女のシアことリシアンサスとネリネの二人はそう答えた。 リシアンサスは神界を統べる神王ユーストマの娘で神界のプリンセスと呼ばれている。 ネリネとは大の仲良しである。

38 23/01/17(火)08:34:16 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340486

「あの人達に常識ってあるんでしょうか?」 「楓・・・何気に酷い事言うな・・・」 肩辺りまで伸ばしたオレンジ色の髪が特徴の少女の芙蓉楓に対し、冷や汗を流す稟。 自分の幼馴染に毒舌な一面がある事に気付いた。 「桜木君だけでしょ。常識が無いのって」 「おめーのは完全にひどいだろ!?麻弓」 黒髪に右の瞳の色が赤、左の瞳の色が青のオッドアイの少女の麻弓に対しツッコムキョウ。 彼女は普通の人間でなく魔族と人間の間に生まれたハーフで魔力を持つも人間並みしか無く補助程度しか扱えない。 「事実でしょ?偉そうだし・・・なっちゃんに対して貴様呼ばわりするほどの人を常識があるって言い切れないのですよ」 麻弓の言葉に否定できないのか何も言えなくなったキョウ。

39 23/01/17(火)08:34:20 No.1016340502

またやってんのかこいつ

40 23/01/17(火)08:34:27 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340518

「男の人・・・少ない」 「今日は来たんだな。紫」 紫色のロングヘアーに暗い感じを漂わせている少女に声を掛ける統夜。 「うん。お姉ちゃんや皆がいるから・・・」 「忌夢や雅緋といった仲間の絆が紫を変えたんだな」 紫色のロングヘアーに暗い感じを漂わせている少女の紫が変わった事に笑って祝福する。 「統夜さんって絆を大切にしてるんだね」 「飛鳥・・・人は一人では生きていけない・・・変わる事も・・・乗り越える事も」 黒い髪をポニーテールに結っている少女の飛鳥と一緒に前に座っている紫を見て論す。

41 23/01/17(火)08:34:50 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340566

「だけどよ・・・声が同じコダマとは違って大きいよな。そっちはバインバイン。あっちはペッタンコ」 「カラス退治なら遠慮なくやってやるぞ・・・」 鋭い目でキョウを睨む。 まぁまぁとコダマを落ち着かせようとする春恋。 「お主らはトラブルの中心におるな」 「俺達は普通になってるけどね」 「そうだな。だが、悪くないぞ。緋鞠、優人」 緋鞠と濃いカーキ色のショートヘアーにやや痩せた体型が特徴の少年『優人』にそう返した統夜。 緋鞠と同じく優人とは長い付き合いで友達である。

42 23/01/17(火)08:35:11 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340607

「ほんと賑やかよね」 「何でキョウ君をカラスって呼んでるの?」 「彼は堕天使の王ルシファーと龍騎士のハーフから由来してるんだ」 英子の説明に未だ首を傾げているなえか。 「カラスじゃないじゃない」 「翼の色が漆黒だからだよ」 「へぇ・・・」 「その他にも天川や桜木も異種族でハーフだから」 「何かコガラシさんみたい・・・規格外だし」 自分に仕えているメイドの名を呟く。

43 23/01/17(火)08:35:24 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340640

「お前は問題を起こしてたのか?」 「奴等が勝手にやった事だ。奴等の自業自得だ」 「うわ・・・酷い・・・」 「相変わらずの傲慢さじゃな」 「・・・・・・キングは伊達じゃない」 逆立った赤い髪に野性的な感じがする長身の青年と茶髪でバカっぽい感じがある少年、茶髪で少女と思われる容姿をした少年、青い髪で寡黙でムッツリと思わせる少年の四人は遊輔の言動にそれぞれ呆れていた。 彼らは坂本雄二、吉井明久、木下秀吉、土屋康太である。 統夜や遊輔、キョウとは前からの知り合いで友達だ。 「相手が女子だったらどうすんのよ?」 「それなりに善処する。が・・・相手による」 「て、手加減した方がいいんじゃ・・・」 「貴様に指図される覚えは無い」

44 23/01/17(火)08:35:38 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340680

ポニーテールの少女は普通に接し、ピンクのロングヘアーで兎の髪飾りを身に着けている少女は遊輔に対しビクビクしていた。 「コラ!遊輔。瑞希が怖がってますわよ」 「臆病な奴にそこまで気遣う理由は無い」 ピンクのロングヘアーの少女、姫路瑞希が怖がっているのを見たベールは遊輔に注意するも一蹴された。 「うちは平気だけど・・・」 ポニーテールの少女、島田美波は不思議に感じていた。 「貴様は強者の素質があるという事だ」 「強者ねぇ・・・うち・・・どうなるのかなぁ・・・」 「慣れればいいと思うよ」 「それが一番よ」

45 23/01/17(火)08:35:53 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340716

紫色の髪に十字キーを模した髪飾りを左右に着けている少女と茶髪のショートヘアーに白い帽子を被っている少女の二人が美波にそう論した。 遊輔の言葉を鵜呑みにさせる訳にはいかないだろう。 紫の髪の少女の名はネプテューヌ、茶髪の少女の名はブラン。 ノワールとベールと一緒で女神で彼女達と同じく変身が出来る。

46 23/01/17(火)08:36:16 No.1016340773

>またやってんのかこいつ コピペ荒らしの他に何もない人生なんだ そっとしておこう…

47 23/01/17(火)08:36:55 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340860

統夜達二年B組が騒いでいる中、二年A組が指定されている場所に茶髪の青年と瑠璃色が掛かった銀髪に高貴なイメージを思わせる感じの少女の二人が二年B組がいる場所を見ていた。 「あれが蒼穹覇王に紅蓮王者か・・・凄いな。フィーナ」 「ええ。達哉が強いのは分かっても・・・凄い・・・」 達哉と呼ばれた茶髪の青年とフィーナと呼ばれた少女は統夜と遊輔の二人を実際に見て驚きしか無かった。 彼の名は朝霧達哉。隣にいるフィーナ・ファム・アーシュライトの恋人である。 地球と月の掛け橋となり持ち前の力で幾多の試練や無理難題を乗り越え婚約者として認められた過去を持つ。 フィーナは月にある王国『スフィア王国』のお姫様で極限学園に留学している。 「王子様とお姫様も見ただけで分かってるのかよ」

48 23/01/17(火)08:37:06 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340881

達哉とフィーナの後ろに座っていたアズキが声を掛けてきた。 「志那都はあの二人を知ってるのか?」 「まぁな。あの二人はダチであると同時にライバルだからな・・・全然決着がついていない・・・」 「続いているという事ね」 「天川やシュヴァルツに挑むのは自殺行為だな・・・戦略などを用いるからな」 「あれは厳しいなぁ・・・」 統夜とキョウに挑む事を拒んでいるかのように呟くアズキとチャチャ。 トリッキー且つ戦略が主だからだろう。 「というか天川はオールラウンダーだから厳しいんだよな・・・肉弾戦も出来るし」 「そうなんだ・・・」

49 23/01/17(火)08:37:20 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340917

アズキの言葉に達哉は難しそうな顔をする。 統夜が遊輔とは違いありとあらゆるものを極めているのだろうと 「その人って凄いんですか?」 ピンクのサイドテールの少女がアズキに尋ねた。 「ああ。宮間は初めてだったな・・・天川は『真紅牙』と『絶魔神』、『蒼炎冥皇』、『星屑龍騎』といった解放形態を持ち・・・五気全てを扱い・・・魔法や剣術といった様々なものを駆使する」 「異種族ですか・・・」 宮間と呼ばれた少女はイマイチだったのか首を傾げていた。

50 23/01/17(火)08:37:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016340960

「夕菜は一年の時に転入してきたからね・・・無理もないよ」 茶髪の少年が宮間と呼ばれた少女にそう言った。 「和樹さんはどう思います?」 「僕の推測だと・・・統夜だけじゃなく・・・遊輔も何らかの力を隠しているね」 「二人と知り合いですか?」 「古い友人みたいなもんだよ」 苦笑しながら統夜と遊輔を見る和樹。 和樹の友好範囲が広いと感じた夕菜。 「まぁ・・・僕も戦った事もあるんだよね・・・負けたけど」

51 23/01/17(火)08:37:50 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341007

統夜や遊輔と戦い負けた時を思い出した。 悔しいという感情は全くなく満足したようなものだ。 統夜達が話している間にも始業式のプログラムがどんどん消化されていた。 『続きましては・・・新たに赴任された学園長の挨拶です』 「誰なんだ?新たな学園長って・・・」 「嫌な予感がする・・・」 「奇遇ね・・・私も感じたわ」 統夜の言葉にベルメークも同じ事を感じていた。 すると壇上に膝裏まである金髪をツインテールにした髪型に蒼い瞳をした幼さを残した顔立ちで黒を基調としたゴスロリ服を着た少女が登った。 少女の登場に統夜とベルメークの二人は驚いてしまう。

52 23/01/17(火)08:38:08 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341065

「か、母さん!?」 「リーシャ叔母様?!」 「彩華さんかよっ!?」 リーシャこと彩華の登場に知っている統夜とベルメーク、遊輔、キョウといった面々は驚くしかなかった。 「少女ではないか」 「コダマのお友達が出来たな」 横目で見て来た耶具矢に対し殺気を込めて睨むコダマ。 「私がここの学園に赴任してきた天川彩華よ。絶蒼屋のオーナーも兼ねてるから不在になると思うけど・・・気にしないで」 「そこは気にするよ?!てかやる気あるのこの人!?統夜君の母親なのあの人って感じがするよ!!」 彩華の挨拶にツッコミを連発する新八。

53 23/01/17(火)08:38:31 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341116

彩華に注意された新八は従い黙ってしまった。 逆らったらどうなるか分からないという直感が働いたのだろう。 「とりあえず・・・極限学園の理念は己が持つ力を極限まで高め進化する。それを頑張りなさい。そして、恋愛もね」 統夜をチラッと見て妖艶な笑みを浮かべて爆弾発言をする。 「統夜、ノワールとベルメーク、マリア、雪泉、ユニと仲良くしなさい。出来れば孫を見せてほしいわ」 彩華の言葉に統夜は固まり、ノワールとベルメーク、マリア、三年の所にいる灰色の髪をした少女の雪泉、一年の所にいる黒髪のツーサイドの少女のユニが顔を真っ赤にしてしまう。 全校生徒の前でそういった事を言われたらそうなるだろう。 統夜の周りにいる男達がギロギロと睨みつけていた。 「叔母様ったら・・・」

54 23/01/17(火)08:38:42 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341149

彩華の言動にやや呆れてしまうも満更では無かった。 「ドンマイ・・・統夜・・・」 「こういうのもあるって・・・」 稟と士道が少し落ち込んでいる統夜を励ましていた。 『え、えっと・・・次は二世界の王と月王の挨拶です』 彩華が退場し、和服を着た男と長身の男、王様が着る衣装を身に着けている男の三人が前に現れた。 「親馬鹿の登場か」 三人が何を言うのか分かっていたのか溜息を吐くキョウ。 碌な自己紹介をしないという事だけは分かる。

55 23/01/17(火)08:39:01 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341194

「俺はユーストマ。シアの父親で神王もやってるぜ!よろしくなっ!」 和服の男、ユーストマが元気に挨拶をする。 神王がメインなのにシアの父親をメインにする所が親馬鹿の故なのだろう。 「私はフォーベシィ。ネリネちゃんの父親で魔王もやってるよ。よろしくね」 ユーストマと同様、長身の男のフォーベシィは王をお菓子のおまけ程度で挨拶を済ませていた。 二人の親馬鹿の挨拶を聞いていた面々はドン引きしていたのは言うまでもない。 月王の挨拶に期待するしかないと感じ、月王を見る。 「私はフィーナの父親のライオネス・テオ・アーシュライトだ。ついでに月王をやっている」 貫禄のある挨拶を期待するもライオネスと名乗った月王も二人と同じく親馬鹿の類である事に残念がる面々。

56 23/01/17(火)08:39:18 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341229

「稟」 「何だ?」 「お前はああいうのになるなよ」 「善処する・・・」 統夜の言葉に稟は同意し、そう返した。 ああいう親馬鹿になれる事が疑問だが ライオネスの挨拶を聞いていた達哉とフィーナは呆れていたのは言うまでもない。 厳格な月王かつ父親の本来のものなのだろう。 「最後に言っておくぜ!稟殿ぉ!今年もシアとよろしくやってくんなぁ!!」 稟の方へ向けてサムズアップしながら宣言する。 「あっ!抜け駆けはズルイよ。神ちゃん!!稟ちゃん、ネリネちゃんと素晴らしい思い出を築いてくれたまえ」

57 23/01/17(火)08:39:43 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341285

「フィーナ、達哉君と仲良くな。あ、まだまだおじいちゃんになりたくないぞ」 「あら、面白い事を言ってるわね」 王達の言葉を聞いていた彩華は妖艶な笑みを浮かべ何かを考えた。 「貴方達」 「なんでい?彩華殿」 「何か大事な事を忘れてないかしら?」 「大事な事・・・?」 「ふふっ・・・分かってるくせに・・・」 彩華の言葉にユーストマとフォーベシィの二人に電流が走ってしまったかのように固まってしまう。 「稟殿!!シアと子作りも頼むぜ!!孫が見たいからよ!!」 「稟ちゃん!ネリネちゃんと愛の作業もよろしく頼むよ。今のネリネちゃんは食べ頃だからね♪」

58 23/01/17(火)08:39:57 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341331

二人の爆弾発言にシアとネリネは赤面し、楓は失神、麻弓は失神した楓を介抱していた。 当の本人である稟は他の男子生徒達から殺意と嫉妬が含まれた視線で睨まれていた。 「とんでもない事言っちゃったよ!?」 「統夜さんのお母さん・・・楽しんでるよね・・・」 飛鳥の言葉に否定できないのか何も言わない統夜とベルメーク。 「あっちも同じ事になってるぜ」 隣のA組を見ると達哉が稟と同様、他の男子生徒に睨まれていた。 カオスな始業式が終わり、それぞれ教室の中へ入った。

59 23/01/17(火)08:40:25 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341387

「風紀委員の連中が四人かよ」 「お主らを監視するのは丁度いいじゃろ」 ボヤくキョウにコダマが平然と答える。 「その監視を壊してやろう」 「力で解決するの止めた方がいいよ」 「ベールに怒られるわよ」 遊輔の物騒な発言に春恋とノワールの二人は頭を手で押さえながら溜息を吐く。 「俺も入ってるのか?」 「お前の場合は微妙なんだよ。正当防衛にしか力使ってねぇし」 「そうか・・・一年よろしく頼む。クリス」 「あ、ああ・・・」

60 23/01/17(火)08:40:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341408

差し出された統夜の手をゆっくり握手をするクリス。 しばらく談笑し、チャイムが鳴ると全員席に着き、教師が来るのを待った。 すると白衣にだらしのないスーツを着た銀髪の天然パーマに死んだ魚のような目が特徴の男が入って来た。 「よう。俺がB組の担任になる事になった坂田銀時だ。って・・・馴染みのある連中ばっかりだな」 銀時と名乗った男は統夜と遊輔、キョウ、ベルメーク、稟といった面々を見る。 「まぁな・・・銀時」 「また貴様が俺達の担任になるとはな」 「いいじゃねぇか。今年も楽しく過ごせそうだし」 「お前らはいいとして・・・新人同然の奴らが楽しめるかどうかが疑問だけどな」

61 23/01/17(火)08:40:53 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341456

統夜と遊輔、キョウの言葉に疑問に感じていたようだ。 「ま、何とかなるだろ。ネプテューヌや緋鞠といった面々がいるし」 「生徒に丸投げしてるわよね!?」 銀時の発言に茶髪の少女がツッコム。 「いいじゃん。あいちゃん。全員笑って進級したいという考えがあれば出来るって」 「そうですよ。あいちゃん」 「ネプ子、コンパ・・・」 茶髪の少女、アイエフがネプテューヌとピンクの少女、コンパの言葉にやれやれと感じで賛同する。

62 23/01/17(火)08:41:05 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341485

「なぁ、銀時」 「何だ?」 「このクラスでよぉ・・・鉄板のファイブカードとか出来るよな?」 「余裕で出来るだろ。ブランに姫神、島田、九崎、アイエフ、麻弓、和泉、平野といった鉄板娘がいるんだからよ。エクシ○ズ召喚とかも出来そうだぜ」 「そりゃ言えてるぜ」 ははははと笑うキョウと銀時に対し、ブランとコダマ、美波、明るいカーキ色のショートヘアーに赤い細いリボンを、頭の左右につけている少女の九崎凛子、アイエフ、麻弓、英子、美和が憤怒の表情かつ鋭い目で睨んでいた。 「いくらなんでも失礼ですよ。銀さん」 「だってよぉ・・・新八。鉄板娘はレアなんだぜ?このクラスでよぉ・・・大半胸が大きい女子で固まってんだから」 「それは否定できませんけど・・・」 「だろぉ?俺とキョウだけでなくその他男子も同じ事考えてる筈だぜ」 「希少価値だけという事だけは思ってるがな・・・」

63 23/01/17(火)08:41:25 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341528

銀時の言葉に一部だけ賛同していた統夜。 「それも失礼よ。統夜」 「楯無が言って・・・説得力があると思えないが」 右隣にいる水色のショートヘアーに扇子を持った少女、楯無の胸を見る。 巨乳クラスの胸を持つ彼女が言えば嫌味に聞こえると感じたからだろう。 それから時間が経ち、HRが終了し、それぞれ帰る中、稟が統夜達に声を掛けてきた。 「統夜と遊輔、キョウは時間あるか?」 「あるが・・・どうかしたか?」 「亜沙先輩の提案だけど・・・親睦会をフローラで行わないか?」 「おっ!いいな。それ。乗った!!」 「仕方ない・・・付き合ってやる」 「構わない。ノワールもどうだ?」

64 23/01/17(火)08:41:43 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341565

「いいわよ。貴方達の監視も兼ねて」 素直じゃない返答に統夜は苦笑してしまう。 「一夏やタケルも呼んでもいいよな?」 「大勢いた方が楽しいし・・・いいんじゃないか?」 「そうしよう」 スマホを取り出し、メールを打つ統夜。 「富士原達もどうだ?親睦会いかねぇか?」 「ん~・・・どうしよっか・・・」 「私達もいいよ」 「私も大丈夫。蒼穹覇王と紅蓮王者がどんな人か気になるし」 「あんまり期待しねぇ方がいいと思うぜ」

65 23/01/17(火)08:41:57 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341604

キョウの言葉に首を傾げるなえか。 「士道達も行くだろ?」 「ああ」 「ベール、お前も行くのか?」 「ええ。悪くありませんもの」 士道達とベールも行く事が決定した。 「俺様も・・・」 「緑葉君は駄目よ」 「お主は親衛隊をけしかけた罪について説教をせんとな」 「そ、そんなぁ~」 春恋とコダマにドナドナされ教室から出ていってしまった。

66 23/01/17(火)08:42:11 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341635

「クリスも来るか?」 「いいのか?」 「いいに決まってるだろ。一人だけ寂しい思いをさせたくねぇし」 「キョウ・・・ほんと馬鹿・・・」 そっぽを向きながらキョウに感謝していた。 「ほほう・・・クリスはシュヴァルツ君に興味があると?」 「なっ!?そ、そんなんじゃねぇし!!カラス野郎の誘いを無下にしたくねぇだけだ!!」 麻弓の質問に顔を真っ赤にして答えるも墓穴を掘っているようなものだった。 「ふむふむ・・・調ちゃんとクリス・・・シュヴァルツ君も罪な男になったのですよ~」 「何でだよ・・・」

67 23/01/17(火)08:42:28 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341681

ニヤニヤしながら言う麻弓に溜息を吐いてしまう。 「貴様に春が訪れるとはな・・・この俺からアドバイスをくれてやろう」 「はぁ?何だよ・・・?」 勝ち誇ったかのような表情を浮かべている遊輔に嫌そうな顔をしながら返す。 「クリスと調をエスコートし・・・己のものにしろ・・・そうすれば素晴らしくなる」 「力任せ主義の遊輔が言うと・・・説得力がありませんわね」 遊輔の言葉に微笑んでいた。 紅蓮王者である遊輔は初等部や中等部、高等部にそれぞれ所属する女生徒から人気が高い。 パワー重視かつ圧倒的な力を誇る遊輔に惹かれる所が多いのだろう。

68 23/01/17(火)08:42:34 No.1016341703

なにこのスレ

69 23/01/17(火)08:42:39 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341719

「それとさ・・・朝霧達哉とフィーナ・ファム・アーシュライトも来るぞ」 「ほう・・・月王候補とお姫様も来るとはな・・・面白い親睦会になりそうだ」 達哉とフィーナが来る事を聞いて興味があるのか笑みを浮かべていた。 遊輔だけでなく統夜とキョウも同じ反応をしていた。 彼らに興味があるのだろう。 「失礼のないようにした方がいいぞ。お前達の場合・・・戦いたいという欲望があるからな」 「大丈夫だ。稟、失礼のないようにする」 統夜が代表としてそう答えた。 国際問題は勘弁したいのだろう。

70 23/01/17(火)08:42:56 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341772

「和樹も来るらしい」 「和樹って・・・式森か?」 「ああ。古い友人だ」 「いいと思うぞ」 稟が承諾してくれた事に感謝する統夜。 「僕達もいいかな?」 「いいぞ」 「悪いな」 「私達も参加するよ~」 明久やネプテューヌ達も参加が決定し、教室を後にした、 校門へ出ると一夏と調、切歌、マリア、銀髪のツインテールが特徴の少女、銀髪をツインテールにし、右目に眼帯を着けている少女、ピンクの髪をツインテールにしている少女、額にバイザーを着けている茶髪の少年、茶髪の短めのサイドテールが目印の少女、和樹、夕菜、達哉、フィーナ、紫髪のロングヘアーに左側に十字キーを象った髪飾りを着けている少女、ユニ、肩辺りまで伸ばした茶髪に水色の帽子を被っている少女、茶髪のロングヘアーにピンク色の帽子を被っている少女、肩辺りまで伸ばした緑色の髪に琥珀色の瞳をした少し幼さを残した顔立ちが特徴の少女、肩辺りまで伸ばした緑色の髪に琥珀色をした少し幼さを残した顔立ちが特徴の少年がそれぞれ待っていた。

71 23/01/17(火)08:43:07 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341797

「あっ!統夜だ!!」 「零夜に零華、お前達も誘われたのか?」 肩辺りまで伸ばした緑色の髪に琥珀色の瞳をした少し幼さを残した顔立ちが特徴の少女『零華』と肩辺りまで伸ばした緑色の髪に琥珀色をした少し幼さを残した顔立ちが特徴の少年『零夜』に尋ねる。 稟がこの二人とは初対面に近く連絡先も知らない筈だ。 「私が教えたのよ」 二人の代わりにベルメークが答えた。 零夜と零華の事を知っており、連絡先も知っている故だ。

72 23/01/17(火)08:43:18 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341821

「あ、調にマリア姉ちゃん、切歌姉ちゃんだ」 「零夜、いい子にしてた?」 「誘われたのデスね」 「何で・・・私だけ呼び捨て・・・?納得がいかない」 自分だけ呼び捨てされている事に納得がいかない調。 「あっ!遊輔さん!!」 「俺はお前の監視だ」 「もう柳生ちゃん。遊輔さんにそんな事言っちゃダメだよ」 「しかしだな・・・雲雀」 「相変わらず雲雀の保護者だな」 雲雀と呼ばれたピンクの髪をツインテールにしている少女と柳生と呼ばれた銀髪をツインテールにし、右目に眼帯を着けている少女のやり取りを見た遊輔は苦笑する。

73 23/01/17(火)08:43:38 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341874

「あ、お兄ちゃん」 「待ったか?プリムラ」 「待ってないよ。今、来たばかりだよ」 銀髪のツインテールが特徴の少女のプリムラが稟にそう答えた。 「アニキ、招待ありがとう」 額にバイザーを着けている茶髪の少年が統夜に感謝する。 「タケルにイナホ、済まないな」 「大丈夫だって。親睦会と聞いたら誰だって参加したくなるよ」 「天川先輩、ありがとうございます」 額にバイザーを着けている茶髪の少年『大山タケル』と茶髪の短めのサイドテールが目印の少女『櫛谷イナホ』の二人が大丈夫だったのか安心する統夜。

74 23/01/17(火)08:43:46 No.1016341891

>なにこのスレ 昨日から渋かどっかのノベルを延々とコピペしてる荒らしがいる delしておけ

75 23/01/17(火)08:43:50 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341903

タケルとは統夜の弟分の一人で尊敬されている。 その関係か遊輔やキョウとも知り合いである。 「違うクラスになっちゃったね・・・」 「ま、んな事もあるぜ」 「和樹さん・・・この人達が・・・」 「統夜に遊輔、キョウだよ」 「不良みたいですね」 「誰が不良だ!?」 不良と思われたキョウが夕菜にそうツッコンだ。 「お前の場合そうだろうが・・・」 「キョウの見た目がねぇ・・・」 「否定できないわ」

76 23/01/17(火)08:44:06 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341939

ネプテューヌとブランの二人はキョウの容姿を見て否定できなかったようだ。 「ふむ・・・」 「ほう・・・」 夕菜を見て何かを感じ興味を持ったのか笑みを浮かべる統夜と遊輔。 誤解を招くような事をした為か統夜はノワールとマリアの二人、遊輔はベールと切歌の二人に頬を それぞれ抓られていた。 「あはは・・・面白い人達ですね」 「俺がいつ変な目で見た!!宮間夕菜と言ったら・・・魔術師として有名な宮間家の娘だからな」 「そっちデスか」 「統夜も似たような理由かしらね」 「そうだ。魔力は・・・ネリネと同じレベルかな」

77 23/01/17(火)08:44:20 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016341975

夕菜からネリネと同じレベルの魔力を感知していた。 「ネプギアも来てくれてありがとう」 「お姉ちゃんの頼みだから」 ネプギアと呼んだ紫髪のロングヘアーに左側に十字キーを象った髪飾りを着けている少女は当たり前化のようにネプテューヌにそう言った。 「ロムとラムも来てたんだな」 「当然よ。親睦会だっけ?言ってみたいもん」 「言ってみたかった・・・」 「そりゃそうだよな。姉だけっつうのも不公平だからな」 肩辺りまで伸ばした茶髪に水色の帽子を被っている少女『ロム』と茶髪のロングヘアーにピンク色の帽子を被っている少女『ラム』の二人に同意するキョウ。

78 23/01/17(火)08:44:35 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342020

「ユニも来てたんだな」 「お姉ちゃんからメールが来たんですよ。キョウさん」 ノワールからの誘いである事に納得するキョウ。 「統夜・・・アンタのお母さんのあれは恥ずかしかったわ」 「息子の俺が一番恥ずかしかったぞ」 「それは俺も似たようなもんだ」 「お互いな・・・」 統夜と稟、達哉の三人が互いに手を取り合っていた。 互いがラバーズ持ちという共通点からきたのだろう。 「稟は銀ちゃんと同じ声だけど全然似てないアルな」 「稟君はどっかの誰かさんよりしっかりしてるしね」

79 23/01/17(火)08:44:47 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342052

神楽と新八の二人はここにいない銀時と稟の二人を比べていた。 すると緑髪で左部分にリボンを付けている少女と金髪で優しそうな少女、肩辺りまで伸ばした金髪の少女の三人が統夜達の前にやって来た。 「亜沙先輩、やっと来ましたね」 「ごめんごめん。HRが遅くなって・・・」 緑髪の少女の『亜沙』が笑いながら返した。 「お待たせしましたわ」 「初めて見る人達がいます」 「カレハは分かるが・・・もう一人は・・・?」 金髪の少女『カレハ』の隣にいる金髪の少女を見る統夜。 初めて見る人物故に尋ねたのだ。

80 23/01/17(火)08:45:07 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342104

「この子はツボミちゃんで私の妹です」 「ツボミです。よろしくお願いします!!稟おにーさん」 「因みに稟さんの事が好きですわ」 金髪の少女の『ツボミ』が稟が好きである事を聞いたキョウがこう言った。 「もし樹がいたら殴りかかって来そうだな」 「もししたならば私が裁きますよ♪」 笑顔で言うネリネにキョウは顔を引き攣らせていた。 ネリネの魔法のパワーは統夜達が認めるほどのものである。

81 23/01/17(火)08:45:26 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342155

「それじゃ行こうか」 「これで全員か?」 「麻衣と翠は後から来るから先に行っててくれとメールが来てる」 「分かった」 達哉の言葉を聞いた雄二は何も言わなかった。 行くメンバーが揃った為、フローラへ向かった。

82 23/01/17(火)08:46:06 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342250

フローラへ着いた後、統夜達は席に着き親睦会を始めた。 「所で・・・タケル様が身に着けているバイザーは何ですか?」 「これはアニキから妖怪や悪魔を一人で倒し・・・アニキといい勝負をした記念に貰ったんだ」 額にあるバイザーを触れ昔の事を思い出す。 これを聞いたイナホは驚きながらも納得した。 「結果は負けたけどな」 「でもいい勝負だったぜ。タケルがエレメントを駆使して統夜の五気を吸収して星屑龍騎を使わざるを得ない状況まで持ち込んだからな」 「タケルの戦術は良かった」 統夜とタケルの戦いを知っているキョウと遊輔からのいい評価を貰っていた。

83 23/01/17(火)08:46:16 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342276

「というか俺らが鍛えた結果かもしんねぇな」 「俺が基礎的な事を教え・・・気力と覇気が扱えるようになった」 「覇気って何ですか?」 覇気を知らないイナホの質問に統夜と遊輔、キョウといった覇気が扱える面々は知らなかった事に驚愕を覚えた。 「気力であって気力でないものかつ上位のものだ。威圧や気合に用いられ・・・気配を読んだり、攻撃や防御に用いる事が出来る」 「それ以外に自然変化といったものを使う相手を実体として捉える事が出来る」 「ほえ~・・・タケル様と統夜さん以外に使える人はいるんですか?」 「遊輔とキョウ、緋鞠、ベルメーク、零夜、一夏、稟、和樹、春恋、四女神、女神の妹達、翼、マリア、調、切歌、忍達ぐらいだろうな」 使える人が多い事をそれなりに理解するイナホ。

84 23/01/17(火)08:46:30 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342306

「和樹さんも扱えたんですね」 「僕達にとって覇気は共通だからね。扱えないと意味ないし」 「一番の驚きなのが・・・」 チラッと零夜を見る夕菜。 「零夜君が扱えた事に一番ビックリです」 「それは私もだよ」 「それはロムちゃんとラムちゃんにも言えるのですよ」 夕菜以外になえかと麻弓も同じ反応をしていた。 「ビッグパフェでございます」 「おっ・・・来たのですよ♪」

85 23/01/17(火)08:46:47 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342341

「おい!ちょっと待て!?いつの間に頼んだ!?」 「天川君達が話している間に」 「それ高ぇだろ!?まさかと思うが・・・」 「そのまさかなのですよ~♪」 小悪魔のような笑みを浮かべてキョウを見る。 「お金は男子持ちなのですよ」 「何故俺が貴様等に奢らなくてはならん!!」 「いや~私、手持ちが少ないからなのですよ。それとノリで」 麻弓の理由に零華は軽蔑の眼差しで見ていた。 「零華ちゃんはあんな人になっちゃ駄目よ」 「情けない人だって分かったから・・・」

86 23/01/17(火)08:46:53 No.1016342364

その時だった ―――俺の股間が七色に輝き出す

87 23/01/17(火)08:47:05 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342390

「先輩としての威厳が無いのですよ!?」 ベルメークと零華のやり取りを見て叫んでしまう。 「簡単に奢ってもらおうとしている時点で無いに等しいけど・・・」 「てか麻弓のやってる事ってすっごくカッコ悪いよな」 「なんか・・・子供に言われて情けなく思えてくるのですよ・・・」 零華と零夜の言葉を聞いて奢ってもらう事を止めたようだ。 麻弓と同じ事を考えた亜沙も止めたようだ。 「足りない部分は俺が払うが・・・『駄目・・・』・・・」 調に先手を打たれてしまった統夜。

88 23/01/17(火)08:47:16 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342423

「放っては置けない事は分かるけど・・・無駄遣いは駄目・・・」 「家の財布握ってるの調だから・・・」 調が家のお金を管理している事を説明するマリア。 今住んでいる家は統夜と遊輔、キョウ、マリア、調、切歌の六人が住んでいる。 「彩華さんのとこに住まないんですか?」 「絶蒼屋は遠いからな・・・」 提供された家からだと学園に近いのだ。 絶蒼屋が海沿いにあり極限学園までの距離があり、時間が掛かる故だ。 「絶蒼屋ってあの有名なホテルよね?」 「温泉があるリゾートホテルで・・・ご飯もうまい・・・」 「そのオーナーが学園長になるって・・・マジですげぇな」

89 23/01/17(火)08:47:37 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342475

なえかや雄二、明久らは統夜を羨んでいた。 コネでタダになるのではないかと考えたからだ。 「マリアさん達は確か・・・」 「私達はマム亡き後に彩華さんに引き取られ保護されてるの」 「苗字は変わってないデスけど」 「あの人には感謝している・・・」 マリア達の話を聞いて理由を思い出した稟。 「先手を打たれたのですよ~・・・」 「統夜さんは出しちゃダメ・・・」 「足りないパフェ代だけはいいだろ?」 「それだけならいいけど・・・」

90 23/01/17(火)08:48:00 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342533

統夜の提案に調は渋々承諾した。 「もし麻弓が巨乳だったら即断ってただろうな」 「その通り・・・」 調の言葉を聞いて、自分の推測が当たっていた事に顔を引き攣らせていた。 「シドー!私のパフェを食べてみるか?」 自分の方にスプーンを向けてきた十香に少しびっくりしてしまう士道。 十香を見た折紙はムッとし、十香に対抗するかのようにショートケーキの一部を刺したフォークを士道に差し出した。 「士道・・・こっちのケーキがおいしい・・・」 「鳶一折紙!私の邪魔をするな!!」 「士道!!この我が食しているブラッドパフェを食べさせてやろう!!」

91 23/01/17(火)08:48:17 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342583

「提供。私のケーキを食べさせます」 十香と折紙の行動を見た八舞姉妹も参加していた。 因みに耶倶矢の言ったブラッドパフェとはストロベリーパフェの事である。 「モテモテだな」 「これぞ五河士道の為せる業・・・ではなさそうだな・・・」 「稟くん。あ~ん」 「り、稟様・・・私のも・・・」 「り、稟君。私を食べてください」 「楓だいた~ん。稟ちゃん、ボクの食べる?」 「お兄ちゃん。あ~んして♪」 「まままぁ♪稟さん、私のもどうです?」 「きゃきゃきゃあ♪稟おにーさん。どうですか?」

92 23/01/17(火)08:48:29 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342611

稟がシア達にあーんされている所を見た遊輔は黙ってコーヒーを飲んでいた。 「やはりオベリスクマウンテンは格別にうまい・・・香りも満点だ」 「遊輔さんも雲雀のケーキを食べる?」 「俺は他人に食べさせてもらうのは合わん」 コーヒーを飲みながら拒否した。 そんな遊輔の態度に怒りを覚えたのか柳生がつっかかった。 「遊輔!!雲雀の頼みぐらい聞いてやれ」 柳生に言われ雲雀を見る遊輔。 上目遣いかつ涙目でこちらを見つめてきた為、従う事にした。 女性を泣かせては元もこうもない故だ。

93 23/01/17(火)08:48:41 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342632

「食べてやろう」 差し出されたケーキを食べる。 これをじーっと見ていたベールと切歌も行動に移った。 「馬鹿だなぁ・・・遊輔。断ちまえばよかったのに」 「貴様はあれを見て何もせんのか!!この俺を慕う奴を!!」 「んな事より・・・お二人さんもやるみたいだぜ」 「ぐっ・・・」 ニヤニヤしているキョウに怒りを覚えながらベールと切歌の方を見る。 「遊輔、口を御開けなさい」 「キング。これを食べるデス」

94 23/01/17(火)08:48:51 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342653

ベールからパフェのアイス、切歌からチョコレートケーキの一部を差し出され、順番に食した。 「遊輔のオベリスクマウンテン・・・一杯四千円するのか・・・」 初めて遊輔が飲んでいるオベリスクマウンテンが高い事を知った統夜。 事実を知った調が鋭い目で遊輔を睨んでいたのは言うまでもない。 「それってレアなコーヒー豆だよな!?」 「紅蓮王者って浪費家なのね・・・」 遊輔の意外な一面を知り弱冠驚いてしまうなえか。

95 23/01/17(火)08:49:07 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342692

「神楽がどえらい事を起こしてるが・・・」 「美味いアル~」 「神楽ちゃん・・・食べ過ぎ・・・」 パフェやケーキ、パスタなどを大量に平らげている神楽を見て呆れてしまう新八。 「払えんのか?」 「これ・・・絶対僕達に奢らせる為にやってるよね!?でなきゃ遠慮しないよねっ!?」 「麻弓以上に性質が悪いな・・・」 新八のツッコミを聞きながら神楽の食べっぷりに溜息を吐くクリス。 「統夜とキョウは稟や士道みたいにあ~んとかされないの?」 「悪いが見てるだけで充分でね」 「俺も同感。見てるこっちは笑えるし」

96 23/01/17(火)08:49:27 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342737

「違い無いな」 キョウの言葉に同感する統夜。 賑やかにしている所が微笑ましいのだろう。 「本当にお金・・・大丈夫なんですか?」 「足りない分はどうにかするしかないだろう・・・」 「下手すると島田やブランのアレみたいに寂しくなるかもしれないな」 「おいコラ!!カラス!!何処を見て言ったゴラァ!!」 「殴るわよ!!」 自分が一番気にしている事を言われたブランと美波の二人はキョウに怒鳴るも軽く受け流されてしまう。

97 23/01/17(火)08:49:40 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342763

「姫路が食べたいものだけ払えばいい・・・」 「そうですね・・・」 「どうした?」 「あの人・・・桜木君がちょっと怖くて・・・」 「遊輔か・・・恐らくだが・・・姫路がビクビクし・・・ハッキリしない所に怒ってるんだろう」 瑞希が怖がっている原因が彼女自身にある事を教える。 「そう・・・なんですか?」 「雲雀や切歌、ベールを見てみろ・・・楽しそう且つ怖がっていない。それ以前に威圧感があるんだろう」 「傲慢な所もありますし・・・」 「誰にだって相性はある。無理に接しようとすると余計怖くなる」

98 23/01/17(火)08:49:57 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342803

最終的に相性がものを言うと結論が出てしまった。 「統夜の言う通り・・・相性だね」 「攻撃とかしませんよね?」 「しないよ。遊輔は無抵抗の相手に攻撃するほど落ちぶれていないし」 明久の言葉に瑞希は安心したのかホッとする。 「心を強くしたら変わるかもしれんな」 「簡単な事を言うな・・・」 遊輔の言葉に雄二はコーラを飲みながらそうツッコム。 「私達からして・・・紅蓮王者は話しやすいよね」 「怖いというイメージは無いな」

99 23/01/17(火)08:50:14 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342845

「唯我独尊な所はあるけど話しやすかったし」 英子と美和、なえかの三人は遊輔の印象をそれぞれ述べた。 「桜木君は天川君と好敵手という関係だって聞いたけど・・・」 「本当だ。友であると同時に好敵手・・・いずれ着ける予定だ」 「星屑龍騎と紅魔光龍騎のぶつかり合いかぁ・・・すっごく楽しみだなぁ・・・」 前に統夜と遊輔の戦いを見た事があるなえかは目をキラキラとさせていた。 「楽しみにしていろ。俺達の戦いもエンターテイメントの一つだからな」 「好敵手かぁ・・・剣とか使うの?」 「当然だ」 「教えてもらおうかなぁ・・・」 「ちょっ!?なえか!いいの?」

100 23/01/17(火)08:50:24 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342864

「考えただけよ。剣道の参考になると考えて・・・」 「返事を待っているぞ」 なえかの意思を尊重し、保留にした。 「珍しいな。遊輔にしては」 「俺とて強制的な事はせん。富士原の意思によって決める事だからな」 「否定はしない。富士原姉・・・」 「なえかでいいよ。私も統夜君って呼ぶから」 「なえか・・・何らかの縁だ・・・今年一年よろしく」 統夜から差し出された手を握って握手するなえか。

101 23/01/17(火)08:50:35 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342905

「こちらこそよろしく。統夜君ってクールで話しにくいかなって思ってたけど違ったみたい」 「人は見かけによらないものだ。剣道か・・・俺の知っている後輩もやってるな。な、一夏」 「そうですね」 「俺と一夏も剣を使う。遊輔の言う通り・・・考えてからでいい」 「うん。分かった」 遊輔と同じ考えだったのか安心したかのように返した。 「統夜君のあれ・・・凄かったね・・・お母さんの」 「何も言わないでくれ・・・」 「うん・・・ごめん」 統夜の様子を察したなえかは何も言わなくなった。

102 23/01/17(火)08:51:08 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016342986

「それは俺も同じだよ。はじめましてかな。俺は朝霧達哉」 「天川君も災難ね。私は・・・」 「朝霧は知らないが・・・君は知っている・・・スフィア王国の王女フィーナ・ファム・アーシュライトだろ?」 「知ってたのね」 自分の名を知っている事は当然であるかのようにフィーナは冷静であった。 「俺の事は達哉でいい」 「私の事は呼び捨てで構わないわ」 「統夜・・・お前の事は知っているよ。蒼穹覇王と呼ばれている実力者だって」 「スフィア王国まで広まってるわ」 達哉とフィーナの話を聞いて意外そうな顔をする統夜。

103 23/01/17(火)08:51:20 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343017

「普通なら遊輔だろ?」 「確かに紅蓮王者の桜木遊輔はスフィア王国と神界、魔界、英都といった世界では統夜より有名だが・・・何処か秘めているものを感じるんだ」 「それはお互い様だろ?」 「そうだな」 統夜と達哉の二人はお互い笑みを浮かべていた。 互いに何かを見つけたかのように 「でも凄ぇよな。シア姉ちゃんにネリネ姉ちゃん、フィーナ姉ちゃんといったお姫様が揃うなんて」 「れいちゃんは気になるの?」 「うん。神界と魔界、スフィア王国の重要な人達が一斉に来るなんてビックリじゃん」

104 23/01/17(火)08:51:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343050

ネプテューヌの質問に素直に答える零夜。 「でもさ・・・身分は気にしない方がいいよね?」 「普通に接してほしいっす」 「そうですね」 「そうね」 ネプテューヌの言葉に三人のプリンセスは同じ考えだった。 「統夜・・・わ、私のケーキ・・・食べる」 恥ずかしいのか顔を赤らめた零華がケーキを乗せてあるフォークを統夜に差し出した。 「統夜、食べてあげてよ。零華が勇気を振り絞ってやってんだから」 「統夜、食べてあげなさい。零華ちゃんを辱めるなんてもっての外よ」

105 23/01/17(火)08:51:46 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343074

「ちょっと待ってくれ!?零夜はいい・・・ベルメーク、何故お前が零華の姉みたいに言ってるんだ!?それが不思議でたまらん!!」 ベルメークが零華の姉のようになっているのかツッコミを入れる統夜。 「天川君って小さいもの好き?」 「ノワールやマリア先生、雪泉先輩はタイプじゃないのか?」 「天川先輩・・・」 「ロリコンなの・・・統夜君って・・・」 麻弓と雄二はニヤニヤしながら問い、イナホとなえかは目を細めて引いていた。 「同情してしまうな・・・」 「俺達・・・人の事言えないよな」

106 23/01/17(火)08:52:02 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343107

稟と士道が統夜を見てそう感じてしまった。 零華の想いに応える為、統夜はケーキを食べた。 「悪くないな」 「あ、ありがとう・・・」 零華が統夜に礼を言っている所を見たノワールとマリア、ユニの三人は何処か面白くないのか少し不機嫌だった。 「ほ、ほら・・・統夜、口を開けなさい」 「このチョコアイスはどうかしら?」 「統夜、アタシのも食べなさい」 「統夜、口を開けなさい」 三人だけでなくベルメークも参加して、四人から差し出されたものを順番に食べる統夜。 すると・・・

107 23/01/17(火)08:52:28 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343168

「うわぁ・・・盛り上がってるね」 「楽しそうだね」 「あ、お兄ちゃん」 茶髪のロングヘアーが目印の少女と緑髪をポニーテールにしている少女、茶髪で短めのツーサイドにしている少女の三人がフローラの中へ入ってきた。 「菜月、翠、麻衣。こっちだ」 茶髪のロングヘアーが目印の少女の菜月こと鷹見沢菜月と緑髪をポニーテールにしている少女の翠こと遠山翠、茶髪で短めのツーサイドにしている少女の麻衣こと朝霧麻衣の三人を見て手を振る達哉。 菜月は達哉の幼馴染、翠は同じクラスメイト、麻衣は達哉の義理の妹といった関係である。

108 23/01/17(火)08:52:40 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343196

「よく考えれば幼馴染がいる人が多いな」 「誰がだ?」 「土見君に天川君、織斑君、大山君、朝霧君といった所ね」 「何で麻弓さんが知ってるんだよ?!」 「麻弓は情報通だからな」 ビックリしている一夏やタケルと違い冷静にそう判断した。 「俺は遊輔とキョウ、ノワール、ベルメーク、マリア、調、切歌・・・結構いるな」 「俺は楓と桜だな」 「俺は凛子だけだ」 「箒と鈴音だな」 「春姉ぐらいかな」 「俺は菜月だな」 「天川君が多いのですよ」

109 23/01/17(火)08:52:53 No.1016343237

「おぺにす…」

110 23/01/17(火)08:52:57 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343245

意外そうな表情で統夜を見る麻弓。 「そうなるな」 「そういや・・・稟、桜ってのは?」 「中学まで一緒だった娘だよ」 「鉄板か普通、巨乳か・・・どっちなんだ?」 「普通だな・・・って・・・おっぱい関連の質問をするな!!」 キョウのセクハラな質問に怒鳴る稟。 もう一人の幼馴染をそんな風に捉えたらそうなるだろう。 「悪い悪い・・・で、今は・・・?」 「私立ストレリチア女学院に通ってるよ」 「女子校か・・・確かプロの技術者を招いた実践的な授業をやっているのが有名だったな」 「知ってるのか・・・」

111 23/01/17(火)08:53:07 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343278

「麻弓ほどではないが情報には長けている。機材関連で依頼を受けて修理した事もあるからな」 仕事関連で私立ストレリチア女学院に入った事を教える統夜。 「羨ましいぜ!!アニキ!!有名な女子校に入ったなんて!!」 統夜の話を聞いて絶叫するタケル。 タケルも行ってみたかったのかもしれない。 「タケル・・・俺は仕事で入ったんだぞ?声を掛けられたり・・・話をされたりもしたが・・・」 「くっ・・・!俺も修理技術があれば・・・」 拳を握って悔しがるタケル。

112 23/01/17(火)08:53:22 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343317

「春恋に怒られるぞ。あいつの嫉妬は凄いのはよく分かるだろ・・・」 「春恋さんも知ってるんですか?」 「ああ。星屑龍騎の状態で互角に戦い合った仲だ。ムラクモを使いこなしていたな」 学園で春恋とバトルを繰り広げた事を思い出す統夜。 「タケル様はいずれ天川先輩を・・・」 「ああ。超えてみせる・・・決闘龍騎を手に入れなきゃな」 「決闘龍騎って何ですか?」 イナホの質問に統夜がこう教えた。

113 23/01/17(火)08:53:33 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343348

「龍の頭を模した宝石『決闘龍騎の宝石デュエル・ドラグーン・ジュエル』によって龍騎士へ転生するものだ」 「人間から龍騎士ですか・・・」 「これは誰でもなれるものじゃない。適合者でなければならなく・・・人によって決闘龍騎の強さが変わる。良ければ五大龍騎に匹敵する強さ・・・悪ければ能力なしの最弱な龍騎士になる」 「もし適合しなかったら・・・」 「人型ドラゴンになって理性を失い破壊の限りを尽くすだろう」 決闘龍騎に適合できなかった者を見た事があるのか静かに答えた。 統夜の言葉を聞いたイナホと夕菜、なえかといった面々は顔を青ざめてしまう。 決闘龍騎がどれだけリスクが高い事を知った故だろう。 「適合している奴なら一夏と稟、和樹の三人だ」 「ええっ!?稟君がっ!?」

114 23/01/17(火)08:53:49 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343385

「和樹さんが決闘龍騎の力を持ってるなんて・・・」 「俺は神王のおじさんと魔王のおじさんから受け取ってな・・・」 「僕は決闘龍騎が眠ってある遺跡で見つけて・・・」 稟と和樹はそれぞれ決闘龍騎の力を宿している事に驚く稟ラバーズと夕菜。 「お父様は知ってたんですね・・・」 「まぁな・・・適合してたからよかったけど・・・」 「もし適合して無かったらお父さんを神王様と呼んで一生口利かない事をするね」 「私も一緒です」 稟が適合していなかったら神王と魔王は絶望していたかもしれないと感じた統夜。 「もう一人いるぞ。なった経緯が何と言うか・・・なぁ・・・?」 「言いずらそうですね。何かあったんですか?」

115 23/01/17(火)08:54:01 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343425

「新八と神楽にも関係する」 「私もアルか」 「とある天パー教師が道べたに落ちてあった食べ物と勘違いし・・・拾い食いをした事から始まった」 統夜の話を聞いた面々は誰か分かってしまった。 天パー教師は一人しか思い浮かばないからだ。 「その教師に異変が起きた。身体が白く光り、背中から龍の翼を生やし、龍の力を手に入れた。これに気付いた教師は徐々に冷静さを取り戻し・・・力の制御を面倒くさそうに始めたとさ」 話が終わった後、新八と神楽の二人は呆れて何も言えなかった。 決闘龍騎の宝石を食べ物と勘違いして食べた事が大きい。

116 23/01/17(火)08:54:36 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343514

「もし私が決闘龍騎になったらどんなのかなぁ・・・?」 「なえかの場合は乳姫龍騎ボイン・プリンセス・ドラグーンだろ」 「胸関連だな・・・」 「乳姫龍騎の能力は貧乳及び自分より下のサイズの者の攻撃を無効にし、数倍のダメージを与える」 「何気に恐ろしい能力を持った龍騎士だな・・・」 英子と美和の説明を聞いた統夜はそう評した。 「てかブランやコダマといった鉄板組が一番無理だな」 「可哀想だろ!!」 「三年の鉄板のキングコングの妙は無理だな。ゴリラ並みの力があっても乳姫龍騎の前では無力!!」 「確かに胸の小さい人じゃねぇ・・・」 はははと笑うキョウと明久。

117 23/01/17(火)08:54:48 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343549

すると壁が壊れる音が後ろから聞こえ、恐る恐る後ろを見る二人。 そこには茶色の瞳に茶色のセミロングの髪をポニーテールにしている少女とコダマ、春恋、翼、飛鳥、雪泉の六人が立っていた。 春恋と翼、雪泉の三人はコダマと少女から発する黒いオーラに苦笑いしてしまう。 「姉上・・・」 「新ちゃんも来てたのね。ちょっと・・・そこのカラス!!いい度胸してんじゃないのぉ!!」 「言ったの俺じゃねぇ!!最初に言い出したのは明久だ。な?雄二」 「(いきなり俺に振るな!!お妙先輩に殺されたくねぇぞ!!)あ、ああ・・・鉄板のキングコングは無いだろ・・・」 少女『志村妙』を見ながらキョウの言葉に乗るようにそう言った。 己の保身を優先にしたのだろう。 「本当・・・?」

118 23/01/17(火)08:55:06 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343614

「確かにお妙先輩って胸無く・・・キングコング並みの凶暴さがあるって・・・・・・姫神さんも同じかな」 「明久、お前・・・」 「凄い奴だよ・・・」 明久が嘘つけない事を見抜いていたのか称賛するキョウと雄二。 「うわ・・・酷い・・・」 明久を売ったキョウと雄二の行動に一人引いていた飛鳥。 「あの二人・・・完全にアキを売ったわね・・・」 「これは逃げの一手だって言ってくれよ。逃げるにも頭を使わなくちゃいけねぇんだよ」 「坂本君も酷いです」 「明久が馬鹿正直なのが悪いんだよ」

119 23/01/17(火)08:55:19 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343653

普通なら嘘でも否認する選択肢があるのにそれをしなかった明久を見てそう言った。 その明久は妙とコダマに外へ連れて行かれ拳とエレメントによる制裁が始まった。 「いぎゃああああああ!!!?止めてぇぇぇぇぇぇ!!!」 「流石だぜ・・・明久、お前の死は無駄にはしねぇ」 「助けろよ・・・」 「仕方ねぇな・・・」 クリスに言われたキョウは片手に漆黒の粒子が纏われた風を発生させ、妙とコダマの二人に浴びせた。 風を浴びた二人の力が半減した。 「な、なに・・・これ・・・?」 「力が思うように出ん・・・」 「た、助かった・・・?」

120 23/01/17(火)08:55:42 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343723

ボロボロになった明久がそう呟いた。 「二人ともその辺にした方がいいぜ。別の方法で裁けよ」 「別の方法・・・?」 「おめーらが食うもんを明久に全額負担させるって寸法だ」 「ええっ!?僕が!?」 「このままボコられるよりマシだろ?」 「そうだけど・・・ってキョウと雄二が原因だろ!!僕を売りやがって!!」 苦笑いしているキョウと雄二に向かって怒鳴った。

121 23/01/17(火)08:55:58 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343766

「吉井先輩・・・キョウのお金を使っても構いません」 「いいの?」 「ちょっと待て!?調!?」 「黙ってて・・・」 「はい・・・」 調の凄みで黙るキョウ。 「こりゃ・・・水だけだな」 「自業自得だ。相手を売る考えをするからそうなんだよ。でもな・・・何か食った方がいいぞ」 「クリス、あの二人の分を払う事を考えたらなぁ・・・」 「し、仕方ねぇな・・・アタシのデザートをや、やるよ!!」 イチゴケーキの一部をキョウに差し出すクリス。

122 23/01/17(火)08:56:16 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343813

「悪いな」 パクッとイチゴケーキを食べた。 「クリス先輩・・・キョウ・・・私にも考えがある・・・」 スプーンでプリンの一部を取り出し、キョウに差し出した。 「キョウ・・・あ~ん・・・」 「調・・・?」 「私より巨乳がいいのね・・・」 上目遣いかつ涙目でキョウを見る。 「キョウ・・・調を泣かしたらどうなるか分かるわね?」

123 23/01/17(火)08:56:39 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343881

「カラスを切り刻んでやるデス!!」 マリアと切歌の威圧のある睨みでキョウは冷や汗を流してしまう。 泣かしたらシンフォギアによる制裁が待っているのだから 「わぁーったよ」 口を開けてプリンを食べた。 「まだある・・・」 大きなパフェが乗っている容器をキョウの前に出した。

124 23/01/17(火)08:56:59 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343944

「一緒に食べる・・・」 「いいのか?」 「キョウも食べないと不公平・・・」 「そりゃそうだ」 ガツガツとスプーンで食べ始めた。 「相変わらず賑やかですね」 「ああ。風紀委員は大丈夫なのか?」 「ええ。親衛隊関連で・・・」 「何か食べるか?」 「そうねぇ・・・翼先輩は何を食べます?」 「ブルーベリーのケーキを頼もうか」 「私は白玉ぜんざいを・・・」 「私は抹茶パフェを」

125 23/01/17(火)08:57:15 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016343986

「私はストロベリーパフェにしようかな」 春恋達はそれぞれ注文を終えると話の続きが行われた。 「彩華さんのあれは凄かったわね」 「恥ずかしい限りです・・・」 「雪泉と同じだな」 始業式の事を思い出したのか顔を赤くしてしまう雪泉。 余程恥ずかしかったのだろう。 「タケちゃんは何か食べたの?」 「コーヒーだけかな」 コーヒーを飲みながらそう答えた。

126 23/01/17(火)08:57:32 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344018

「親衛隊が来なかっただけでも幸いかな」 「そうね。って・・・天川君達が原因でしょ!!」 「お前達の攻撃で重体の人達がいたんだからな!!」 統夜の言葉に春恋と翼の二人がツッコム。 「・・・・・・そうだな」 春恋と翼のツッコミに否定できなかった。 自分の魔法で親衛隊の殆どを倒したのだから 「統夜に遊輔、キョウ・・・五大龍騎の力を持つ問題児は私達風紀委員のブラックリストに載っておる程じゃ」 「コダマちゃん。二人は兎も角、天川君はどうして?」 「親衛隊に対しやり過ぎな所があるからじゃ・・・部活動の生徒から結構クレームが来ておる」

127 23/01/17(火)08:57:47 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344066

お妙の質問にコダマは隠さずそう教えた。 尚、クレームは統夜だけでなく遊輔やキョウ、一夏、稟にもきている。 「そいつらを一生黙らせてやろうか?」 「学校へ行けなくなるレベルじゃないじゃろ・・・遊輔の場合」 力押しでやろうとする遊輔にコダマは頭を片手で抑えてしまう。 「俺達は黙って大人しくやられる訳にはいかないんでね・・・」 「これも一種の正当防衛だから別にいいだろ?馬鹿の一つ覚えでワンパターンだし」 統夜は冷静に、キョウは小馬鹿にしたような感じでそれぞれ答えた。 「前に・・・ネリネにもクレームが来てたよな」

128 23/01/17(火)08:58:01 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344101

「私にも来てたんですか?」 「稟を侮辱した部活動の生徒を魔力弾でぶっ飛ばした事だよ」 キョウの言葉にネリネは完全に思い出した。 一年の時に中庭で稟を馬鹿にした生徒にネリネが高密度の魔力弾をぶっ放したのだ。 彼女の魔力弾を受けた生徒は命に別状は無かったものの部活動がしばらく出来なかった。 紅女史からの注意で済まされ、処分は無しに終わった。 「二度と部活が出来ないような身体にすれば奴は改心できただろう」 「そんな事すればリンちゃん、学校にいられなくなるよ」 「教師共の権力に怖気づいているのか?神王の娘なら平然とするものだ」 「怖いもの知らずっすね・・・」

129 23/01/17(火)08:58:13 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344131

遊輔が怖いもの知らずがここまでという事実に苦笑いするシア。 「奴らなど力で分からせてやればいい」 「マリアや銀時、『コガラシ』、『フブキ』、『実』といった教師に勝てるのか?特にコガラシ」 「あのメイドガイなど・・・叩き潰してくれる!!」 強気な面を崩さずにそう答えた。 誰にも屈しない強さを持つゆえだろう。 「コガラシや銀時といった教師と戦うのは心躍る・・・楽しめる」 「戦闘狂な一面もあるんだ・・・」 「強い敵がいたら戦う・・・冷静且つクールなメカマニアとは思えないほどに」

130 23/01/17(火)08:58:23 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344161

ポカンとしているなえかにベルメークは紅茶を飲みながら教えた。 「統夜君、一ついい?」 「どうした?新八」 「決闘龍騎の力を手に入れたら魔力とか扱えるの?」 「扱えるは扱える・・・何故なら五気全て扱え・・・龍騎士にしかない闘気『竜闘気』も使用可能だ」 「魔力は魔法の力、気力は気功術、霊力は陰陽術や精霊術等の力、妖力は妖怪特有のエネルギー、覇気は気力の上位で気配を読んだり、纏わせれば強力な攻撃を繰り出す力・・・五気全て扱える事だけでも凄いのに・・・龍騎士の力の象徴である竜闘気があったら・・・」 「凄いだろう・・・だが、五気は個人個人によって質と量は異なり・・・竜闘気も人によって質も変わる」 五気の量と質は潜在能力や鍛錬などで変化し、竜闘気は生まれた時にどれぐらい強いのかで決まるものだ。

131 23/01/17(火)08:58:49 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344228

「俺や遊輔、キョウ、ベルメークは五気に関して学園の中では結構高い部類だからな・・・」 「確かEXランクだったわね・・・殆ど」 「俺は魔力はSSあって・・・気力と覇気がEXあったな」 「俺は霊力があったな」 「僕は魔力がEXランクあったね」 身体測定にあった五気測定の結果を稟と士道、和樹はそれぞれ思い出していた。 「俺は全てSSだったぜ!!」 「私は魔力と霊力以外は下だった・・・」 「零夜君・・・いつかお父様を超えそうですね」 自慢している零夜を見てネリネは微笑んでいた。 「私、EXだったよ。魔力」

132 23/01/17(火)08:58:59 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344242

「プリムラは測定不能クラスの魔力を持っているからな」 プリムラの出生については統夜達は知っている。 普段と変わらず一人の女の子として一緒に楽しんでいる。 「というか天川君に聞きたい事があるのですよ」 「何だ?」 「天川君達五人・・・五大龍騎と聖遺物のシンフォギア、八マケンが共鳴する理由とか知ってる?」 「さぁな・・・それだけではない・・・十香達精霊にも同じ事が起きている」 「もし戦い続ければおかしくなっていたかもしれん」 前に星屑龍騎の統夜と戦った時、共鳴した頃を思い出す十香。 街や家が共鳴による衝撃波で破壊され、次元に亀裂が走ったのだ。 もしこのまま戦い続けていれば次元が破壊され、英都が崩壊していただろう。

133 23/01/17(火)08:59:17 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344290

「共闘なら共鳴は起きない・・・それ以前に五大龍騎の力を使わなければ問題ない」 「なるほどねぇ・・・春恋やクリスといった面々がライバルって感じ?」 「さぁ・・・?」 「知るかよ」 麻弓の質問に春恋とクリスは分からないでいた。 統夜と同じく共鳴する理由は全く知らないからだ。 「試しにやってほしいと言ったら次元のバランスが崩壊する事を覚悟した方がいいぞ」 統夜から釘を刺され、興味津々であった麻弓は何も言えなくなった。 自分の探究心で世界が滅んだとなれば洒落にならないものだからだ。 「お妙・・・あいつらは一緒じゃないのか?」

134 23/01/17(火)08:59:24 No.1016344306

「」の夢小説より面白いな

135 23/01/17(火)08:59:35 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344336

「近藤さん達?あの三人は先生達に怒られて、居残りしてるわ」 「自業自得ですね・・・私達の長なのに恥ずかしい限りです」 近藤達の事を聞いた雪泉はしれっと毒を吐いた。 ゴリラーマンとして親衛隊を嗾けた事が原因なのは知っている。 「大変だな。風紀委員は」 「大変ですよ。話は変わりますが・・・統夜さん」 「どうした?」 「私のぜんざい、食べます?」 雪泉の誘いに統夜は首を傾げる。 「何故だ?」 「麻弓さんからメールでノワールさんやマリアさん、ユニさん、ベルメークさん、零華さんにあ~んをしてもらったって聞きました」

136 23/01/17(火)08:59:51 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344381

ムスッとした拗ねた表情で統夜を見る。 メールを送った本人は小悪魔な笑みを浮かべながらパフェを食べていた。 「わ、私だって・・・したかったんです・・・一人だけ仲間外れなんてズルイです・・・」 「分かった・・・」 統夜が了承した事で雪泉は喜びスプーンに白玉を乗せ、彼に差し出した。 「頑張って。雪泉ちゃん」 応援している飛鳥をジト目で睨む統夜。 「あ、あ~んしてください」 「あ、ああ・・・あむっ・・・」 「どうですか?」

137 23/01/17(火)09:00:05 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344426

「悪くないな」 微笑んで雪泉を見つめた。 これを見た翼と春恋は笑っていた。 「雪泉先輩、喜んでますね」 「天川と一緒に歓迎会をやりたいって言ってたからな」 風紀委員の仲間として雪泉の気持ちを理解しているようだった。 それからしばらくして、全員が食べ終えた頃、統夜が声を掛けた。 「皆、聞いてくれ」 「どうした?統夜」

138 23/01/17(火)09:00:41 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016344521

「そろそろ頃合だと思ってな・・・俺達は進学し、それぞれ初対面な人もいる。これを機会に仲良くしたい。俺達は所属する所は違うかもしれないが極限学園の仲間だ。これからも」 『よろしく!!』 統夜が言い終えた瞬間、一同が笑顔で締めの挨拶を決めた。 帰る準備を終え、会計がかなりの額になったのは言うまでもない。 1話終わり

139 23/01/17(火)09:01:17 No.1016344606

何の何の何!?

140 23/01/17(火)09:01:43 No.1016344675

キャラが多い!

141 23/01/17(火)09:04:27 No.1016345084

何でimgで発表したのか意図を教えてほしいですね

142 23/01/17(火)09:05:44 No.1016345260

クロスオーバーSSならpixivとかの方がいいのでは…?

143 23/01/17(火)09:09:24 ID:MVnQyprg MVnQyprg No.1016345801

>キャラが多い! 魅力の一つだ

144 23/01/17(火)09:09:51 No.1016345874

ググったら普通にpixivにあったけど 何このスレ

145 23/01/17(火)09:09:52 No.1016345878

どっからのコピペ?

146 23/01/17(火)09:10:37 No.1016345996

明らかに連投ツールの練習では

147 23/01/17(火)09:13:17 No.1016346373

>明らかに連投ツールの練習では それなら一気に投稿されるか秒数固定気味になると思う

148 23/01/17(火)09:14:05 No.1016346494

とりあえずdel入れとこう

149 23/01/17(火)09:15:30 No.1016346694

晒しの一種なんかね

150 23/01/17(火)09:17:16 No.1016346940

>晒しの一種なんかね それにしたって不気味にすぎるというか 大半カケラも読まねえと思う

151 23/01/17(火)09:19:15 No.1016347269

ところでdelって同一人物が複数レスしてて全レスdelしても一回分しか意味なかったりする? こういう熱心なキチガイに全レスdelするのめどいから参考に聞きたいだけなんだけど

152 23/01/17(火)09:19:38 No.1016347335

何のキャラよこれ

153 23/01/17(火)09:21:56 No.1016347679

何が何で何?

154 23/01/17(火)09:25:10 No.1016348171

delする人数の方が大事だとは聞いた

155 23/01/17(火)09:26:38 No.1016348373

ID出たところでではあるな…

156 23/01/17(火)09:27:09 No.1016348452

晒しなら性格悪~ってなるし そうでなくてもどっちにしろ気持ち悪い

157 23/01/17(火)09:34:58 No.1016349689

何なのだこれは

158 23/01/17(火)09:40:29 No.1016350649

まぁ十中八九晒しでしょ

159 23/01/17(火)09:41:06 No.1016350751

もうホント自分で喋れないんだなって

160 23/01/17(火)09:42:10 No.1016350900

気持ちか性格のどちらかが悪い

161 23/01/17(火)09:43:34 No.1016351127

マリア・カデンツァヴナ・イヴまで読んだ

162 23/01/17(火)09:44:36 No.1016351286

>第一話『学園の始まり』 まんま検索したらコピペ元出てきたわ

163 23/01/17(火)09:46:30 No.1016351597

何ここ

164 23/01/17(火)09:47:44 No.1016351848

>>明らかに連投ツールの練習では >それなら一気に投稿されるか秒数固定気味になると思う やり方によるんじゃね? 自分の使ってるやつは15000ms固定だけどなんかズレるしそもそもランダム設定だってできる

165 23/01/17(火)09:49:22 No.1016352161

>やり方によるんじゃね? >自分の使ってるやつは15000ms固定だけどなんかズレるしそもそもランダム設定だってできる どさくさに紛れて何自白してんだお前

166 23/01/17(火)09:51:32 No.1016352585

>気持ちか性格のどちらかが悪い キチガイもしくはキチガイの犯行みたいな…

167 23/01/17(火)09:56:06 No.1016353521

>>やり方によるんじゃね? >>自分の使ってるやつは15000ms固定だけどなんかズレるしそもそもランダム設定だってできる >どさくさに紛れて何自白してんだお前 判回師かもしれん ランダムの方付ける人はもうまとめブロガーとかだろ…

168 23/01/17(火)10:07:01 No.1016355412

>>キャラが多い! >魅力の一つだ そうか…

169 23/01/17(火)10:08:40 No.1016355706

作品の内容はどうでもいいけどコピペして持ち込んだ神経が気持ち悪い 晒しのつもりか何かかね

170 23/01/17(火)10:08:47 No.1016355736

晒しにしてもここまで貼ることあるのか…

171 23/01/17(火)10:09:41 No.1016355907

ここコピペ荒らしに無力だからシカトするしかないのよね

172 23/01/17(火)10:10:38 No.1016356087

何故3万字もあるものをコピペしようと思ったのか

173 23/01/17(火)10:10:52 No.1016356127

コピペするのも大変だろ…?

174 23/01/17(火)10:11:32 No.1016356263

クンニのカスたまには仕事して欲しい

175 23/01/17(火)10:19:26 No.1016357754

せめて作者本人であってほしい…か?

176 23/01/17(火)10:40:30 No.1016361760

>せめて作者本人であってほしい…か? そっちのほうが嫌かな…

177 23/01/17(火)10:47:09 No.1016362952

バレないと思ったの?それとも晒しなの?

178 23/01/17(火)11:12:39 No.1016367931

酷い

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