23/01/13(金)09:34:51 メタモ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1673570091993.png 23/01/13(金)09:34:51 No.1014836039
メタモンの素肌はひんやりとしてツルツルしているのに、マスカーニャの中に侵入してくるそれはひどく粘着質で熱を帯びている。身を捩っても抜ける素振りを見せないそれは寡黙なへんしんポケモンの「必ず俺の子を孕ませてやる」という無言の主張のように思えた。 漏れそうになる嬌声を必死で噛み殺す。ポケモンはたまごを産むところを決して人間に見せない。サンドイッチの具を落とすことに全神経を集中しているトレーナーにだけは、この痴態を見せるわけにはいかない。……いや、見せたく、ない。 ふと気がつくと、ボール遊びに興じていたはずの他のポケモンたちが周囲を取り囲み、好奇の視線を向けてくる。
1 23/01/13(金)09:35:06 No.1014836072
メタモンが結合部を見せつけるように体位を変えた。反射的に出そうになる抗議の鳴き声を、すんでのところで口内に押し止める。それを見てヤツはにへら、と嘲笑う。異国からやってきたこのポケモンがこんな嗜虐的な本性を隠していたなど、今この瞬間まで知りもしなかった。 マスカーニャに出来るのは祈ることだけだ。 一刻も早く、この屈辱の40分が終わるように。あるいはせめて……この心にちりつく羞恥が、トレーナーへの罪悪感が麻痺してくれるように。 幾度目かの熱感がマスカーニャの中に解き放たれ、抑えに抑えた悲鳴が草むらに溶けて、消えた。 その日のサンドイッチは、ひどく塩辛かったとトレーナーはどこか力なく苦笑した。 しおスパイスは、落としてしまったはずなのに。