23/01/06(金)00:05:29 泥の夜 のスレッド詳細
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画像ファイル名:1672931129821.jpg 23/01/06(金)00:05:29 No.1012182319
泥の夜
1 23/01/06(金)00:40:50 No.1012195045
ミニバンは橋を渡り、ロンドンを郊外へと抜ける道路を捉えた。 淀みのない加減速、車列の隙間を縫うようなハンドル捌き。この人結構運転上手い。 一抱えもあるトランクが転げ落ちないように支えながら百合は言った。 「これからどうするつもりなんですか?」 「一旦ロンドンから出まス。まずユミナのお膝元からは脱しないと話にならないでスから」 道理だ。わざわざ相手のリングへあがって勝負をする義理はない。 ほとんどブレーキを踏まずにアクセルの調節だけでスムーズに車は走っていく。 「追手をかけるほど向こうもヒマではないはずでスが、『目』はつけられるかもしれまセん。 即席の手段は講じまシたがそれもロンドンを出るまで。そこから先はまだノープランでス」 「思ったより適当なんですね。自信満々に見えたからてっきり全部用意があるのかと」 「そりゃあ巻き込まれたのが数時間前でスからねわたしも。見に覚えのない借金なんてお互い嫌でシょ? わたし礼装作り以外はヘボいんであてにさせてもらいまスよ、世にも稀な五大元素使いさん」 横顔だけ後部座席に一瞬向けて嫌らしく封印指定が笑う。早くも乗る車を間違えたかなと百合は後悔し始めた。
2 23/01/06(金)01:10:57 No.1012203731
なにっ! そうか…時計塔留学ルートあるからありなのか
3 23/01/06(金)01:13:53 No.1012204395
函館にも間接的に加わっている百合ちゃん先輩