ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
23/01/01(日)21:38:10 No.1010705065
泥のサムライ
1 23/01/01(日)21:48:51 No.1010709827
ラストトミナガ ラストサムライ
2 23/01/01(日)21:51:48 No.1010711030
サムライとかナイトとかがつよい
3 23/01/01(日)22:17:10 No.1010722476
「そろそろ牡蠣の季節ですねェ…」 多忙な殺戮神父にも有給休暇という神聖四文字は実在する。 なぞの組織はなぞと言えど遵法性までもなぞではない。給料は与えられるし、年間休日も百四十日である。福利厚生も充実している。 コロシスキーは今、休暇を利用し函館を訪れていた。旅費は観光奨励私怨「もっとMappoキャンペーン」のお陰で殺した死徒の数に応じて割引される。 彼の場合は割引率がオーバーフローし旅行に行く度にお金がもらえる異常状況にあった。日頃の努力の賜物である。 (でも生牡蠣は当たるのが怖いですし、残念ながら今の気分でもないんですよねェ…) ぶらつきながら今日の夕食について思案する。ぎらつくオイスターバーの「キミは当たるかな!?ノロシアンルーレット開催中!」とうたう誘導灯から視線を外す。目に付くのは回転寿司屋。 (北海道の寿司は回る方も美味しいと聞いた事がありますし、高い皿でなくともサーモンと穴子連打で満足できるんですけど…今はそういう気分でもないんですよねェ)
4 23/01/01(日)22:17:24 No.1010722571
さらに歩みを進めるコロシスキーの前に拡がっているのは無数の選択肢である。 おそらく何を食べても腹は満たされるし、満足できるだろう。だが彼の舌は完全なる正解を求めてさまよい続ける。せっかくの旅行、微妙なものを食べたくない心理がコロシスキーを繁華街で踊らせていた。 (ハンバーガー…カニ…ラーメン…実際に食べれば満足すると思います…しかし、どれも何かが違う気がする) (聖職者っぽくない…そう、たまには聖職者っぽくない食べ物…今は休暇中ですし、私が食べたいのは多分そんな感じのものだ…だが、逆に聖職者っぽいものとは…?味しないものしか無いのでは…?) その時、コロシスキーの進行方向からげに怪しき大声が聞こえた。 「ヒョッホッホッホ…私は聖杯を利用し人類を滅ぼしに来た超暗黒最強異次元大魔王…!!よく見ていなさい愚かな人間共、手始めにこの街の人間全員を生贄に北海道を我が物にゴッブェ!!?!?」 コロシスキーは男を射殺した。 彼は男の真っ赤に染まった死体を見ながら思わず口に出して言った。 「マグロかあ~」 コロシスキーは赤々したマグロのお刺身を食べた。
5 23/01/01(日)22:23:20 No.1010725102
ノータイムですぐ殺す…
6 23/01/01(日)22:40:54 No.1010732822
マグロかぁ