22/12/21(水)23:02:57 「みん... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1671631377602.png 22/12/21(水)23:02:57 No.1006548835
「みんなのココロにランディーング⭐ マヤちんチャンネルの時間だよー! 今日はね、マヤの特別な人をみんなに紹介するね!」 トレーナーちゃんのこともみんなに知ってもらいたいの!──そんな風にニッコリ笑顔で両手を重ねておねだりされれば、自分に断るという選択肢は存在せず。 かと言って、マヤノトップガンを楽しみにしている視聴者達に俺という存在は余計なものではないだろうか? 少しの不安が拭えないまま、グイグイと彼女に手を引かれ、画面内に引き込まれて── 『かわいいー!』 『マヤちゃんのトレーナーさん、マヤちゃんにそっくりなんだ』 『かわいいね』 ──流れてきたコメントに、目が点になった。
1 22/12/21(水)23:03:34 No.1006549077
「マヤノ? なんか、変じゃ……あれ?」 「? なにが?」 画面の向こう側の彼らは何か違うものが見えているのだろうか? 首を傾げながら、マヤノと目を合わせて──違和感を覚えた。 ドクンドクンと鼓動が妙に大きく感じる。くらりと立ちくらみがする。少し視界が滲んで、周りの物が少しずつ大きくなっているかのように見える。 いや、これはまるで、俺の背が、身体が、小さくなっているみたいに── 「っ!? 何だ……!?」 「なになに? どうしたの?」 みたい、じゃない……? 本当に俺の身体が縮んでいる……!? 服の中に飲み込まれていくみたいに手足も縮んで、シャツやズボンがダボダボになっていく。見えない手に全身が撫でられているような、何とも言えない感触が走る。総毛立つ感覚に自分の肩を抱くが、変化は止まらずどんどん身体が縮んでいく……! 『はじめての配信で緊張してるのかな?』 『かわいいね』
2 22/12/21(水)23:03:55 No.1006549195
「……と、止まった……?……ぁ……ん、ごほん、ぁ、ああ……嘘……声、まで……」 まるで自分が餅か何かになったような、全身がこねくり回されていくような、グルグル回る視界が収まったかと思えば──今度は、声に違和感。 喉をさすれば出っ張った骨の感覚はなくて、その喉を摩る手もどこか丸みを帯びていて。 肌もタマゴのように白くツルツルで、子どもみたいな……。 そしていつの間にか肩口を擽るオレンジ色の……マヤノの髪と同じ色の束を手に取って引っ張ると、頭皮に痛みが走って……頭の上と、お尻の辺りで、ピンと何かが立つ感覚がした。 「……も、もしかして……う、うそ……」 たまたま近くに置いてあった手鏡を手に取って、恐る恐る覗き込んで見れば……俺の担当ウマ娘にそっくりな子が、俺を覗き込んでいる……。 「大丈夫だよ、トレーナーちゃん♪ いつも通り可愛いから!」 『そうそう』 『もっとカメラに目線欲しいなー』 『かわいいね』
3 22/12/21(水)23:04:32 No.1006549437
明らかにおかしい事態なのに、マヤノも、コメント欄も、何一つ異常無く進行していく。 どうすればいいのか、悪い夢でも見ているのか。力なく座り込むと、ぺたんとお尻と脚が床につく。 ぴたりと無意識に膝を合わせれば、股の間に挟まるべきものの感覚はどこにも無かった……。 「ほらトレーナーちゃん! みんなに自己紹介しなきゃ!」 「あ……」 呆然と座り尽くしていると、マヤノに腕を引かれてカメラの方を向かされる。 『自信持って!』 『引っ込み思案なのかな?』 『かわいいね』
4 22/12/21(水)23:05:19 No.1006549744
……畳みかけるように降り掛かった理不尽で、一周回って頭が覚めてきた。或いは現実逃避なのかもしれないが、今の俺の身を包むこの感覚が夢でないことだけは確かだ。 この流れてきたコメントと共に、俺の身体はマヤノそっくりに変えられてしまった。きっと、この配信を見てる『何か』のせいで俺はこんな風になっている。 俺を元に戻せ!とにかく大きな声でそう伝えようと、息を吸って── 『すごく緊張しいなんだね。かわいいね』 「お、ぉれ……は、マヤノの、トレーナーで……っ! ぅ、な、なんでぇ……?」 ──突然、きゅっと喉元が締められたかのように、声が出せなくなった。舌が上手く回らなくて、言葉も辿々しくなってしまう。 急に鼓動が、動悸が激しくなって、汗が流れる。思い出すのはトレーナー試験の合格発表の日のこと。極度の緊張に身を包まれた感覚で、うまく喋ることも、大声を上げることもできない。 「大丈夫だよ、トレーナーちゃん。ゆっくりでいいからね?」 「ま、マヤノ……うん……」 違うのに。否定しなきゃいけないのに。 マヤノにぎゅっと手を握られて、胸を満たす安堵感に身を委ねてしまう。
5 22/12/21(水)23:06:01 No.1006550002
『マヤちゃんとお揃いの耳飾りなんだね。でも左耳につけてるんだ』 「ひっ……!?」 左耳を柔らかい布で擽られる。そのコメントの通り、配信の画面に映る俺の左耳には、マヤノのそれとお揃いの耳飾りが付けられていた。でも今はそれより、甲高い声が漏れてしまったことが酷く恥ずかしく感じて、頬を熱くしながら俯いてしまう。 『大きいメガネだね。かわいいね』 それでも視界の端はコメントを捉えてしまう。メガネ、そんなものはかけてない──だなんて思う間もなく、眉間とこめかみの辺りに少しの異物感。いつの間にか、フルリムの眼鏡が、俺にかけられている。 『綺麗な三つ編みだね。かわいいね』 「でしょ? マヤが毎日編んであげてるの!」 「そ、そんな……」 後ろ髪が、何かに触られている。小さな指が髪の間を通り抜けていくような、ある種の心地良いような感覚。後ろには誰もいないはずなのに──振り向けば、案の定そこには誰もいなくて、俺の動きに追従した髪の束が、背中で揺れた。 それは今朝もマヤノに編んでもらった自慢の三つ編みで──
6 22/12/21(水)23:06:32 No.1006550239
「も、もう……ゃ……うぅ……」 もう止めよう。とにかく配信を止めなければならない。 身体は戻っていないが、これ以上弄られてしまってはどうなるかもわからない。 無理矢理にでもカメラを止めなきゃいけない。 ……なのに、身体は縮こまって手が出ないし、恥ずかしくて声も上げられない……。 「あはは……マヤのトレーナーちゃんはね、ちょっぴり恥ずかしがり屋さんなの。でも、トレーニングをする時とか、レースの時はすっこぐ頼りなって……マヤに、キラキラを教えてくれた人なんだよ!」 『そうなんだ』 『かわいいね』 「あぅ……」 恥ずかしい。とても恥ずかしい。 でもそれは配信でたくさんの人に見られてるからじゃなくて、マヤノに褒められたからで……。 トレーナーとして当然のことをしてるのに、そんなに褒めないで……。
7 22/12/21(水)23:06:59 No.1006550423
『確かにスーツ似合ってるね。かわいいね』 「えへ……ぁ、ち、ちがっ」 ぶかぶかの、男物のシャツとズボンに覆われていた身体が、ぴっちりとした何かに締め付けられる。瞬きをすれば、俺の身体はピッタリの──小さくて、それでも確かに女性もののスーツに包まれていた。 『でもおっぱいはマヤちゃんよりずっとおっきいね。マベちんよりも大きいかな?』 『かわいいね』 「ん……っ!?」 むくむくと、胸が内側から押し上げられていく。酷く息苦しい。ワイシャツの生地がパツパツに張り詰めて、ボタンが外れるんじゃないかというほどに苦しくなっていく。 「そうなんだよね。この前も一緒に新しいスーツを買ってきて──って! もー! そーいうコメント禁止!」 このままじゃ張り裂けちゃう──悲鳴をあげそうになる直前に、マヤノの声で思い出す。そうだった。この頃はどんどん大きくなって、何度もブラもスーツも仕立て直してるんだったって。 このスーツも仕立て直したばかりで──って、知らない記憶に首を振るけど、ちゃんと身体にフィットしたスーツは安心感が凄くて、マヤノによく似合ってるって褒められた記憶が脳裏を過ぎると、自然と頬がニヤけちゃう。
8 22/12/21(水)23:08:42 No.1006551041
「ごめんね、トレーナーちゃん……」 『ごめんなさい。マヤちゃんのトレーナーさん』 「……! ぁ、あ! そ、そうなの! ぉ、おれ……おれは……!」 トレーナーさん。そのコメントで我に返る。 そうだ。俺はマヤノのトレーナーで、男なんだ。ウマ娘じゃなくて、成人男性で……こんなの、俺じゃない……! 『やっぱりマヤちんとトレーナーさんは仲良しさんなんだね』『この前こっそりちゅーしてたよね。見てたよ』 「! ウソー!? どこから見てたの!? 誰も居なかった筈なのに!」 「な、なにそれ……ぇ……」 ……知らない。マヤノと俺が、年も離れてるのに、大人と子どもがキスなんてする筈がない。 ……なのに、胸が熱くなって頬がニヤけてしまう。 あのレースを勝った直後。こっそりと地下バ道で、マヤノに迫られて。 こんなことしちゃダメだってわかってるのに、俺は彼女を拒めなくて。
9 22/12/21(水)23:08:55 No.1006551140
「も、もー! 終わり! 今日の配信は終わり!」 「あ、あ! ま、待って──!」 顔を真っ赤にしたマヤノの指が配信終了のボタンに伸びる。やっぱりダメだ、戻してもらわないと──俺も指を伸ばすけど、間に合わない。 『かわいいね』 最後にそのコメントが流れて、配信は打ち止めとなった。
10 22/12/21(水)23:09:31 No.1006551385
「ご、ごめんねトレーナーちゃん……トレーナーちゃんのいいところ、みんなにも知って欲しくて……」 「……うん……」 ……配信が切られて、画面が落とされても、俺の身体は元に戻らなかった。 ウマ娘の身体と、この身体で生きてきた記憶を押し付けられて……でも、確かに男として生きてきた記憶も残っている。 途方にくれる男としての自分がいるのに──それを押し込めるように、マヤノとキスをしちゃった喜びと恥ずかしさが、胸の奥から止めどなく満ち溢れてくる。 「……トレーナーちゃん」 「マヤノ……」 マヤノが抱き着いてきて、体重をかけてくる。 ぎゅっと彼女を抱き止めて、背後に横になるように倒れ込むと、柔らかなベッドが俺たちを受け止めてくれた。 ……気が付けば、周りの景色も寮のマヤノの部屋になっていた。
11 22/12/21(水)23:09:50 No.1006551516
「大好きだよ」 何もかもがおかしいのに、俺にできることは何にもなくて──ただ、マヤノと体温と唇を受け止めた。 『かわいいね』 ……どこかからか、そんな声が聞こえた気がしたけど、目の前にはマヤノしかいない。 後日、『元の俺』が映っていないかと、配信を見返してみたけれど──アーカイブも、ウマッターにも、あの配信の記録はどこにも残っていなかった……。
12 22/12/21(水)23:10:06 No.1006551615
みたいなのが読みたくなったから書いた
13 22/12/21(水)23:14:13 No.1006553131
ホラーだこれ!
14 22/12/21(水)23:14:54 No.1006553415
またトレーナーが現実改変TSメス堕ちさせられている…
15 22/12/21(水)23:15:25 No.1006553628
かわいいね
16 22/12/21(水)23:17:05 No.1006554282
おっぱいがマベちんより大きくてメガネかけてて三つ編みのマヤちんの画像ください
17 22/12/21(水)23:18:37 No.1006554914
不覚にもたっちゃいました! こういう強制系は昔から惹き込まれちゃいますね
18 22/12/21(水)23:21:30 No.1006556071
元の自分の人格も記憶もしっかり残ってるけど ウマ娘としての身体とか性格とか改変された影響に上塗りされちゃうの好き
19 22/12/21(水)23:23:43 No.1006556963
よかった…
20 22/12/21(水)23:27:41 No.1006558658
ただトレーナーちゃんと視聴者が友達になれる優しい世界が作りたかっただけなんだ その結果だから仕方ないんだ
21 22/12/21(水)23:28:08 No.1006558854
>ただトレーナーちゃんと視聴者が友達になれる優しい世界が作りたかっただけなんだ >その結果だから仕方ないんだ 『かわいいね』
22 22/12/21(水)23:31:29 No.1006560218
トレーナーちゃんがどうにかして元に戻ろうと自分でも配信やってみるけどジーコみたいにさらに色々属性付け足されちゃうやつ読みたい
23 22/12/21(水)23:36:31 No.1006562192
マヤ自身やアンチも含めたマヤ配信の視聴者達の中にある「理想のトレーナー」の姿に現実の方も修正されていったとかそういう想像をしてしまった TSってこういうホラーやシリアス的な男性としての尊厳破壊のシーンが興奮するよね…
24 22/12/21(水)23:38:29 No.1006563110
久しぶりに良いTSを摂取できた……ありがたい……
25 22/12/21(水)23:39:32 No.1006563522
良質なホラー風味のTSありがたい…
26 22/12/21(水)23:40:54 No.1006564049
三女神ならこのくらいのお願いなら聞いてくれるかもしれないし…
27 22/12/21(水)23:43:43 No.1006565072
>三女神ならこのくらいのお願いなら聞いてくれるかもしれないし… たしかにマヤはトレーナーと結ばれて すごいロリコンの集まりだったマヤトレアンチ達ははかわいい二人が摂取できてみんな幸せ けったいな話が多いトレセン学園だけどウマ娘とトレーナーの仲が上手く回るように 手伝ってくれる三女神様は素敵な存在だなぁ
28 22/12/21(水)23:48:40 No.1006566973
マヤっぽくて三つ編巨乳眼鏡っ子……マヤノロブロイ
29 22/12/21(水)23:48:51 No.1006567040
そうかな そうかも
30 22/12/21(水)23:50:08 No.1006567505
赤毛の三つ編みいいよね
31 <a href="mailto:三女神">22/12/21(水)23:50:14</a> [三女神] No.1006567544
>そうかな >そうかも そうだね×3
32 22/12/21(水)23:50:38 No.1006567669
長くてぶっとい三つ編もいいけど短めの三つ編みとかもいいよね
33 22/12/21(水)23:54:13 No.1006569072
もっと気軽にトレーナーをウマ娘にしていこう
34 22/12/21(水)23:54:13 No.1006569074
せめて格好だけは男らしくしようとジーンズとか履いても気付いたらスカートに変わってるしジャージもブルマになってるし 違う!おれは男なんだ!って髪を思いっきり短く切るんだけど次の瞬間には綺麗な長い三つ編みの髪に戻ってるんだよね
35 22/12/21(水)23:55:17 No.1006569501
>た >す >け >手 ヒッ
36 22/12/21(水)23:55:31 No.1006569592
抗ってる最中に急にTSするのは怖い
37 22/12/21(水)23:58:56 No.1006570876
マヤの方はただ純粋に配信後からトレーナーちゃんが怯えるようになったのを心配して慰めてあげようとしてるだけだったりとか良いよね… マヤノの方は前から何も変わってない分理解してもらえないトレーナーの孤独感がより一層増してくる
38 22/12/22(木)00:01:32 No.1006571880
リアルタイムでどんどん体が変わるのが怖いよね…… 自分のスマホを探して鞄から見つけた自分のウマホ見ても見覚えのないお兄さんしか写ってなくて怖いよねトレーナーちゃん……
39 22/12/22(木)00:02:09 No.1006572181
おっぱいおっきくなるシーンがあると嬉しい
40 22/12/22(木)00:03:28 No.1006572710
免許証とかアルバムとかマヤとツーショットで撮った写真とかも全部変えられちゃってるんだ
41 22/12/22(木)00:04:49 No.1006573202
男物の服がどんどんぶかぶかになっていく描写と その服がどんどん女物に変わっていく描写の両方あるのがお得感ある
42 22/12/22(木)00:05:23 No.1006573434
服小物が急に生えてくるのはオカルトホラーチックだ
43 22/12/22(木)00:07:08 No.1006574086
>自分のスマホを探して鞄から見つけた自分のウマホ見ても見覚えのないお兄さんしか写ってなくて怖いよねトレーナーちゃん…… 誰…?…この人誰なの……!?怖いよぉ…!!
44 22/12/22(木)00:07:09 No.1006574100
他のトレーナーもなんか前からウマ娘だったみたいな態度だし 珍しいウマ娘のトレーナーでなんか最近急に精神不安定になったからかルドルフとかも気にしてくれてるよ
45 22/12/22(木)00:08:42 No.1006574798
>>自分のスマホを探して鞄から見つけた自分のウマホ見ても見覚えのないお兄さんしか写ってなくて怖いよねトレーナーちゃん…… >誰…?…この人誰なの……!?怖いよぉ…!! 記憶が半端に書き換わってる……
46 22/12/22(木)00:08:56 No.1006574893
『トレーナーさんナリタブライアンと仲良いのかな? 二人でご飯食べてたよね デートかな? かわいいね』 とかコメントが付いたりすると急にブライアンと二人っきりでレストランに行ったこととかブライアンに迫られてドキドキした思い出とかが出てきちゃうし そんなトレーナーちゃんを見てマヤが嫉妬したりする
47 22/12/22(木)00:11:09 No.1006575764
同僚の男性トレーナーから肩とか叩かれて 前なら普通に接せられたのについ「ひっ」って怯える反応しちゃって その様子を見てたマヤに「これからはマヤが守ってあげるからね」みたいに言われて こんな小さな娘に……と思いながらも「……うん」とか返しちゃうんだ