22/12/16(金)14:10:32 「フッ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1671167432562.png 22/12/16(金)14:10:32 No.1004595753
「フッフッフ。流石はトウカイテイオーさん。骨折をしたとは思えないその走り、素晴らしいですよ」 「ありがとうトレーナー！ ボク、トレーナーのメディカルマシーンのお陰でまた走れるよ！」 「それくらいは当然のことですよ。貴女に死なれてしまっては困りますからねえ」 「ｿﾝﾅｶﾝﾀﾝﾆﾊｼﾅﾅｲﾖｰ」 「オーッホッホ。そうでしょうとも。このわたしが貴女のトレーナーなのですから。無事に7つのトロフィーを集めるまで、死ぬことは許されませんからね」 練習用のコースに人影が2つ。1つはポニーテールをたなびかせた小柄なウマ娘で名をトウカイテイオー。生徒会長であるシンボリルドルフに憧れ、越えようとしているウマ娘だ。 そしてもう1つの人影は宙に浮いていた。比喩ではない。人影は丸みを帯びたポッドに乗り、トウカイテイオーよりも高い位置から彼女と会話している。髪の毛もなく、肌は白色でつるりとしているしウマ娘とは似ても似つかない尻尾も生えているが、ちゃんとトウカイテイオーのトレーナーである。 何故ポッドに乗っているかは不明だが、身長が低いのを気にしてそれを誤魔化すためではない。決して。断じて。
1 22/12/16(金)14:10:55 No.1004595835
「何しろ貴女が7つのトロフィーを集め、夢である七冠ウマ娘になればわたしの願いも叶うのですから。期待していますよ」 「勿論ボクはカイチョーに追い付くんだもんね。でも、トレーナーは何でトロフィー集めたいの？ 願いって？」 「オーッホッホ。秘密ですよ」 「ｴｰ、ﾅﾝﾃﾞｻｰ」 彼がわざわざウマ娘のトレーナーをやっているのには理由がある。 『七冠を達成したウマ娘とそのトレーナーの願いが1つだけ叶う』という話を聞き、彼のコンプレックスである身長を5センチ伸ばすという願いを叶える為だ。何故僅か5センチなのか。答えは単純。 (いきなり大きくなってしまっては不自然でしょう。まだ成長している感じにしたいですからね) 「ﾑｰ。あ、じゃあその代わりスカウター貸してよ。1度着けてみたかったんだよね」 「貴女と言う人は……。ま、良いでしょう」 ポッドの格納スペースからスカウターを2つ取り出す。突然過ぎてスカウターとは何か分からない人も居るだろう。簡単に説明すると、測定対象の生き物の強さを数値化して計測できる機械の事だ。 手渡され、それを早速装着するトウカイテイオー。
2 22/12/16(金)14:11:13 No.1004595891
「そもそもスカウターって何なの？」 「スカウターとは、戦闘力を計る機械の事です。左目で見るように装着し、このボタンを押して起動させます。すると相手の位置、そして戦闘力を──おや？」 「ﾜ、ﾅﾝｶﾋﾟﾛﾋﾟﾛｼﾃﾙｰ」 「何人かの変態がこちらをカメラで狙っているようですが……」 トレセン学園は眉目麗しいウマ娘達が集まる所。肉体性能が常人よりも高い故に、発育も良い──それこそ中学生ながら大人顔負けのスタイルも多い──娘も必然的に多く居る。そんな娘達が汗水流して運動着姿で走ったりトレーニングする姿は、ゲスな輩を生み出すには充分であった。 「あそこに隠れている変態の戦闘力は──」 ﾋﾟﾛﾛﾛﾛﾛ………ﾋﾟｯ。 「たったの5。生きてる価値さえありませんね」 「え」
3 22/12/16(金)14:11:32 No.1004595950
ビシュッ！ ビシュッ！ ビシュッ！ トレーナーの指先から光線が超高速で発射され、遠くのビルの屋上と隣接する雑木林の木の上、アパートの一室が爆発した。あまりの出来事に固まるトウカイテイオーのスカウターから3つの反応が消えるのは同時であった。 「こんな感じです。便利でしょう？」 初めて目の当たりにするトレーナーの残虐性に震えるトウカイテイオー。 トウカイテイオーは生まれて初めて心の底から震え上がった……。真の恐怖と、決定的な種族差に……。 恐ろしさと絶望に涙すらこぼした。 これも初めての事だった……。 「まぁ兎に角、スカウターを使えば他のウマ娘の戦闘力を計れてトレーニングにも役立つでしょう。トウカイテイオーさん、貴女の戦闘力は……3000。それを基準にしましょうか」 「ボクは……さっきの変態達よりもずっと強いってこと……？」 「オーッホッホ。当たり前です。貴女方ウマ娘は訓練さえこなせば優秀な戦闘民族になれるのですから。そして、あそこに居るグラスワンダーさんのトレーナーの戦闘力は……ほぉ、8000。中々優秀ですね。トレーナーの皆さんも、木っ端のサイヤ人よりは使えそうですね」
4 22/12/16(金)14:11:56 No.1004596028
ふと、トウカイテイオーはそこで心の余裕が生まれる。先程無惨に爆散した変態達がたったの5だったのにくらべ、自分は遥かにそれよりも強い事と、あの強者(つわもの)と言われるグラスワンダーのトレーナーですら8000なのだから、もっと成長すればこの恐ろしいトレーナーを抑え込むことが出来るかもしれない。(こっそりの隣のグラスワンダーを計ってみたが、彼女が4000だった事もあり)そう思ったのだ。 「……ところで、トレーナーの戦闘力はいくつなの……？」 「計ってみてはいかがですか？」 「……」 ﾋﾟﾛﾛﾛﾛﾛ………ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ！ 「測定……出来ない……」 「そうでしょうとも。何しろわたしの戦闘力は──」 トレーナーが一瞬考える素振りを見せて、トウカイテイオーを真正面に捉えると言う。
5 22/12/16(金)14:12:08 No.1004596073
「530000です」 本当はその数値よりもずっと高いのだが……完全に絶望されても困るので、彼はかつて他の星で述べたのと同じ戦闘力を述べたのであった。
6 22/12/16(金)14:13:08 No.1004596268
帝王繋がりだけで思い付いたやつ
7 22/12/16(金)14:13:49 No.1004596397
>本当はその数値よりもずっと高いのだが……完全に絶望されても困るので、彼はかつて他の星で述べたのと同じ戦闘力を述べたのであった。 鍛え直したからな…
8 22/12/16(金)14:14:01 No.1004596440
レッドリボン軍総帥みたいな願い事してるな
9 22/12/16(金)14:14:09 No.1004596475
ルドルフはどんな願いを叶えたのだろうか
10 22/12/16(金)14:14:38 No.1004596553
フリーザ様なにしてんの…
11 22/12/16(金)14:15:33 No.1004596710
F フィニッシュ
12 22/12/16(金)14:17:47 No.1004597180
>ルドルフはどんな願いを叶えたのだろうか 全てのウマ娘の幸せ その日全てのウマ娘がうっすら幸福を感じた
13 22/12/16(金)14:17:47 No.1004597181
テイオーよりもグラスのトレーナーの方が強いのかよ
14 22/12/16(金)14:20:32 No.1004597739
>>ルドルフはどんな願いを叶えたのだろうか >全てのウマ娘の幸せ >その日全てのウマ娘がうっすら幸福を感じた ぼんやりしすぎてる…
15 22/12/16(金)14:49:52 No.1004603410
気に入らない奴は鍛えて真正面からぶっ殺してやりたいと思うようになっただけで他人の命なんてチリ程にも感じてないままのフリーザがよく今日までテイオーの前で人殺しせずにいられたな…
16 22/12/16(金)15:16:26 No.1004608618
脳内再生が余裕すぎる
17 22/12/16(金)15:20:43 No.1004609499
>>>ルドルフはどんな願いを叶えたのだろうか >>全てのウマ娘の幸せ >>その日全てのウマ娘がうっすら幸福を感じた >ぼんやりしすぎてる… ヤバいお薬散布してない？
18 22/12/16(金)15:32:34 No.1004612209
>気に入らない奴は鍛えて真正面からぶっ殺してやりたいと思うようになっただけで他人の命なんてチリ程にも感じてないままのフリーザがよく今日までテイオーの前で人殺しせずにいられたな… そこまでしてやる必要も無いのと基本中央トレセン勤務はエリートだから殺すのもったい無いんでしょ
19 22/12/16(金)16:23:10 No.1004623297
>>>ルドルフはどんな願いを叶えたのだろうか >>全てのウマ娘の幸せ >>その日全てのウマ娘がうっすら幸福を感じた >ぼんやりしすぎてる… そりゃ幸福の定義がない以上そんなもんじゃない？