ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/12/15(木)02:02:51 No.1004170761
泥深夜(真)
1 22/12/15(木)02:07:02 No.1004171500
悲しく美しいものを見るとえっちなものが見たくなる
2 22/12/15(木)02:12:35 [1/2] No.1004172399
「───そう!アレアレ!余らしてるって言ってたでシょ?ひとつ郵送してもらえまセんか? 今私日本にいるんでスけど!そっち今どこでス?え、インドネシアで現地のテロリストとドンパチしてる?なんで?花を探しに?へー!」 少し離れたところで端末越しに会話をしているテア。陽気な口調から楽しんでいるのが伝わってくる。 粉雪が舞い散る中、街角の一角でその背中を見ながら梓希はトゥメアーに話しかけた。 「テアさん、誰と電話してるんでしょう?」 「さ、さぁ…あの子、かなり顔が広いみたいですから…」 トゥメアーも首を捻る。彼女が分からないのではルゥはもちろん梓希にも分かりようがない。 出会ってこの方観察を続けてきたが、まるで理解できない部分を備えるのに反してテアはかなり社交的な性格だ。 積極的に人と交流し、相手を好きになるのも嫌いになるのも遠慮しない。世界中を旅してきたというから世界中に友人がいるのかも。 やがて通話を終えたテアがほくほく顔で戻ってくる。首尾よく行ったという満面の笑みだ。 「よぉし交渉成立!今回の件まだ複雑になりそうでスし、切り札の一枚や二枚や三枚増やしておくに越したことありまセんからね!」
3 22/12/15(木)02:12:46 [2/2] No.1004172424
「そ、それは良かったですね…?」 相槌を打った梓希にも「素敵ガジェットが増えてアズキも嬉しいでシょう!」と上機嫌を隠さない。梓希はよく分からない。 怪訝そうな顔をしたトゥメアーがそんなテアへおずおずと尋ねた。 「テアさん、だ誰と話してたんですか…?」 「え、何言ってるんでスか、ティーにとっても後輩…あー、でもお互い卒業後のコトだから知らないかもしれまセんね。 エルメロイ教室期待の超大型新人!ってことで話題だったんでスけど」 「わ私たちの卒業後の生徒ということですか…?だ、だったらテアさんはどういう流れで知り合いに…」 「その話すると先生がキレまスね。植物科を中心にとんでもないどんちゃん騒ぎになっちゃいまシたから。 私は偶然巻き込まれた被害者だったんでスけど、かなり楽しまセてもらったので苦労と成果はイーブンでシた。 …まぁ、人脈は築くに越したことはないってことでスよ。五大元素使いなんてレアなカードは特にね。歯車は互いに噛み合ってこそ真価を発揮するものでスからね~」 でもその人見知り直さないととティーには無理でシょうけど、とその後に続けたのでトゥメアーはピィと鳴いて息を引き取った。
4 22/12/15(木)02:18:49 No.1004173334
…パイセン? ひょっとしてこの通話先百合パイセン?
5 22/12/15(木)02:31:28 No.1004175262
また息を引き取ってる…