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No.666649570  20/02/27(木)20:11:12

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これまでのお話

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カーテンの隙間から朝日が顔に差し込み目が覚める。
ふかふかのベッドから降り、事前に伝えられていた番号に電話するとすぐにルームサービスの朝食が運ばれてきた。
白磁の器に盛り付けられたサンドイッチを頬張ると、ほのかに甘味のあるふわふわの食パンと
程よい塩味のしっとりした生ハムが良く合っていて寝起きのお腹でもどんどん食べられる。

眠気の抜けてきた目で改めて部屋を眺める。絨毯も、椅子と机も、照明も、視界に入る全てに細密な装飾が施されていて…何というか品のある感じだ。
「これが…ファイナリストの待遇……」
用意されたホテルの浮世離れした豪華さは、私を目は覚めているのにまだ夢の中に居るみたいな変な気分にさせた。
フロントに鍵を預けてロビーに向かうとホップとマリィちゃんが居て、ようやく今は夢じゃないと頭が認識する。
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