No.540345557 18/10/13(土)22:57:59[mailto:ミツイクおめでた明日出す薄い本サンプルです、お納めください。]
「祝福」を授かってから、思えば三年の月日が経った。
季節は幾度となく変わり。その中でワタシ、そしてワタシの番(つがい)たる相手ミツル
それに生まれ落ちた新しい生命。「祝福」たるシオリはその季節を時には太陽のように明るく、特には星空の見えない夜空のように苦難を重ねながら過ごしていた。
はじめての育児。いやこれはワタシ達だけではない、ここに生きるコドモ達にとって最初の育児をワタシとミツルは暗闇の丘をココロの『聖書』に記された知識をかすかな光の道標としシオリを育み、そして「親」として成長をしていった。
もちろん、共に子を成したもう一つの番(つがい)ゾロメとミク、そして「祝福」たるミツミちゃんと一緒だ。
お陰様でシオリもミツミちゃんは何事もなくスクスクと育ち、今では仲良く元気いっぱいにトリカゴを走り廻っている。