No.535924844 18/09/24(月)23:02:07[mailto:ちょっと先のゾロミ…ミツイクおめでた夫婦の日です。お納めください。]
「夫婦の日つってもよー何すればいいんだよミクぅ」
済んだ秋空の仲に響くのはゾロメの自問めいている叫びであった。
「だから!あれよ!夫婦らしいことすればいいのよ!!!!」
煮え切らないゾロメに対し、ミクは拍車をかける。「祝福」を受けてから、二回目の秋が訪れようとしていた。もうすぐ一歳となるミツミはよちよち歩きながらもトリカゴの中を少しづつ歩いている、その足取りは心もとないが、伝え無しで小さくくペタペタ歩くミツミちゃんの姿は見ていてこちらからほかほかとした感情を見べてくる。
「みっみ!みっみ!」そのミツミちゃんについていこうとシオリも一生懸命だが、まだ歩きはおぼつかない。おっかなびっくりといった様子だ。
「ミツミー!あんまり遠くにいっちゃダメだぞー!」
とミクは呼びかけるがなんのそのといった具合である、”トリカゴ ”とあだ名される箱庭だが、翠深き森はおろか湖や川まである。何かあったら大変だ。
”絶対目を離さないように”
ココロ女史からの厳命である。